Parallels RAS のカスタムレポートを構成する

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対象ユーザー層

前提条件

: 以下の手順を活用するには、RAS Reporting コンポーネントと共に Parallels RAS をインストールして構成する必要があります。

この記事では、各ユーザーによって使用されているアプリケーションと、アプリケーションが起動された回数を表示するレポートを作成します。

独自のレポートを作成するため、最初に Microsoft SQL Server レポートビルダーをダウンロードしてください。

レポートビルダー 2016

レポートビルダー 2014

レポートビルダー 2012


: 互換性の問題が発生するのを防ぐため、対応するバージョンの Microsoft SQL Server エディションを使用することをお勧めします。

 

レポートビルダーをインストールする

レポートビルダーをインストールしてから、実行します。

新しい空のレポートを作成します。

レポートごとにデータソースが 1 つ必要です。データソースは、以下の 2 種類の方法のいずれかで構成できます(図解された手順書をダウンロードするには、以下のリンクをクリックしてください)。

データソースを構成した後に、データセットも作成する必要があります(SQL Query の例とその説明については、この記事の最後までスクロールしてください)

データセット構成手順をダウンロードする

データセットを構成すると、実際のレポートの設定を開始できます。

データセット SQL ステートメントによって提供されるフィールドに従い、表に設定します。

実行してレポート出力を確認します。

[Remote Application Server Console] > [管理] > [レポート作成機能] > [追跡設定] をクリックします。

[カスタムレポート] を有効化して、.rdl レポートを保存するフォルダー名を指定します(またはデフォルト名のままにします)。

[詳細設定] で [OK] をクリックし、設定の変更を RAS コンソールに適用します。

完了したら、[更新] をクリックすると Custom Reports フォルダーが表示されます。

 

RAS レポートデータベーステーブル

テーブル 説明
ApplicationConnections セッションで使用されたアプリケーションの名前と ID が格納されます。このテーブルは、セッション情報を格納する RDSessions テーブルにリンクされています。
ComponentsConnections このテーブルは、PAC テーブル(PublishingAgentConnections)と組み合わせて使用されます。マシンは、接続されると、Publishing Agent に接続されます。このテーブルは、マシンを Publishing Agent にリンクします。
DBUpgradeHistory データベースのすべてのアップグレードバージョンが格納されます。
Devices ファームへの接続に使用されたデバイスの情報が格納されます。
Disconnections すべての接続の非接続時間が格納されます。
Farms ファーム情報が格納されます。
Gateways このテーブルは、GatewayTypes テーブルにリンクされており、すべてのゲートウェイとそのタイプを示します。
GatewayTunnelledConnections このテーブルは、Gateways テーブルにリンクされており、そのゲートウェイを経由している接続数を示します。
GatewayTypes ゲートウェイタイプ(通常、転送、不明)が格納されます。
Groups すべてのグループが格納されます。
Guests 接続されているゲスト VM のレコードと、ゲスト VM が属する VDI が保持されます。このテーブルはクエリで使用されません。
HostTypes VDIHost テーブルで使用されるすべてのホストタイプが格納されています。
IdleConnections すべての接続のアイドル時間が格納されます。
Machines ファームに接続されているすべてのサーバーの情報が保存されます。ターミナルサーバー(TS)、Publishing Agent(PA)、ゲートウェイ(GW)、リモート PC(RPC)、VDI ホスト(VDIH)、および VDI ゲスト (VDIG)などです。
MachineStateLogs マシンが推移するさまざまな状態のレコードが保持されます。状態の完全な一覧については、MachineStates テーブルを確認してください。
MachineStates MachineStateLogs テーブルで使用されるマシンのすべての状態が格納されています。
MachineType Machines テーブルで使用されるマシンタイプが格納されています。
Members このテーブルは、Groups テーブルおよび Users テーブルと組み合わせて使用されます。どのユーザーがどのグループに属しているかを確認できます。
MemoryHealth 現在のサーバーのメモリ使用率についての情報がタイムスタンプ付きで保存されます。このテーブルにクエリを実行する方法については、クエリのセクションを参照してください。
Notifications RAS コンソールに表示された通知が格納されます。
ProcessorHealth 現在のサーバーのプロセッサー使用率についての情報がタイムスタンプ付きで保存されます。このテーブルにクエリを実行する方法については、クエリのセクションを参照してください。
Protocols RDSessions テーブルで使用されるプロトコルが格納されています。
PublishingAgentConnections このテーブルは、PA がアクティブだった期間をログに記録するために使用されます。PA が現在もアクティブなときは、Started フィールドと Ended フィールドの値は同じです。切断された状態を受信すると、エンジンによって Ended フィールドに新しいタイムスタンプが設定されます。
RDConnections このテーブルは RDSessions テーブルとリンクしています。セッションは複数の状態を持つ可能性があります。他の 2 つの状態(非接続とアイドル)になるには、まず接続を確立する必要があります。そのため、この他の 2 つのテーブルは、これらの状態が RDConnections テーブルと関連していることを示します。
RDSessions クライアントによって確立されたセッションと使用されたプロトコル(コンソールまたは RDP)、セッションタイプ(デスクトップ、公開済みアプリ、VDI アプリ)、セッションを作成したユーザー(すべてのユーザーがこのテーブルに事前に入力されています)、開始時刻と終了時刻の一覧が保存されます。
RemotePC このテーブルはプレースホルダーです。現在、PK 列以外の列はありません。
SessionTypes RDSessions テーブルのセッションタイプが格納されます。
Sites このテーブルにはファームの各サイトが格納されます。
TerminalServers このテーブルはプレースホルダーです。現在、PK 列以外の列はありません。
TimeZones すべてのタイムゾーンが格納されています。
Users ログインしたすべてのユーザーが格納されます。
VDIHost VDI ホストとそのタイプのレコードが保持されます。このテーブルはクエリで使用されません。VDI ホストとそのタイプのレコードが保持されます。このテーブルはクエリで使用されません。

 

RAS Reporting のデータベーススキーマを参照してください。

どのテーブルがリンクされているかを明確にするには、テーブルごとに Navigation Properties を確認してください。

SQL Query の例:

SELECT
us.Username,
ac.ApplicationName AS [Application Name],
COUNT(ac.ApplicationName) AS [NumOf Times Used]

FROM
dbo.Users us INNER JOIN
dbo.RDSessions rd ON us.SID = rd.User_fk INNER JOIN
dbo.ApplicationConnections ac ON ac.Session_fk = rd.Session_ID

GROUP BY
us.Username,
ac.ApplicationName 

データベーススキーマと SQL クエリ自体を参照すると、次の内容が実行されていることを確認できます。

 

 

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