はじめに
Mac に Windows をインストールする際、Windows 仮想マシンの主な用途を選択する必要があります。
この記事では、4 つのプロファイルオプションの違いについて説明します。ただし、インストールアシスタントでどのオプションを選んだ場合でも、Mac に Windows をインストールした後に、設定を簡単に変更できます。
Parallels Desktop のエディションによって、プロフィールは若干異なります。
Parallels Desktop for Mac Standard Edition
生産性
業務用ツールのプロファイルは、主に業務に Windows を使用する、ネットサーフィンをする、動画を見る、その他同様のアクティビティを行うユーザー向けです。
業務用ツールのプロファイルを選択した場合は、Microsoft Office とほとんどの業務用アプリケーションに最適とされる、2 つの仮想 CPU と、2 GB 以上のノートブックメモリ(Mac に搭載されている RAM の合計数による)が仮想マシンに割り当てられます。さらに、共有フォルダーや共有プロファイルといったすべての統合機能が有効になり、既定のスタートアップビューは Coherence になります。
ゲームのみ
ゲームのみのプロファイルは、主にゲームのために Windows を使用するユーザー向けです。
ゲームのみのプロファイルを選択した場合は、最大推奨メモリ([構成] > [ハードウェア] > [CPU とメモリ] のメモリスライダーの緑色のゾーン)と 自動 ビデオメモリが仮想マシンに割り当てられます。ほとんどの統合機能が無効かされますが、マウスとキーボードはゲーム向けに最適化されます。スタートアップビューは、フルスクリーンに設定されます。
Parallels Desktop for Mac Pro Edition と Business Edition
Pro エディションと Business エディションには、Standard Edition のプロファイルに加えて次のプロファイルが用意されています。
ソフトウェア開発
ソフトウェア開発のプロファイルは、主にデスクトップアプリやモバイルアプリの開発、ウェブ開発、ソフトウェアまたはネットワークのテスト、IT の調査に Windows を使用するユーザー向けです。
ソフトウェア開発のプロファイルでは、仮想マシンに最大推奨の CPU とメモリが割り当てられ、ネストされた仮想化と PMU 仮想化が有効になります。スタートアップビューは、ウィンドウになります。
ソフトウェアのテスト
Parallels Desktop の新しいユーザープロファイルです。このプロファイルでは、サンドボックス化 された仮想マシン(テスト用に OS X に最小限に統合)を作成できます。
設計
設計のプロファイルは、主に CorelDraw、Photoshop、または 3D モデリングソフトウェアなどのアプリケーションの実行用に Windows を使用する Parallels Desktop ユーザーのニーズに合わせて作成されました。
設計のプロファイルを選択した場合、ビデオ/グラフィックの最適なパフォーマンスのため最大推奨メモリと自動 ビデオメモリが仮想マシンに割り当てられます。同時に、ほとんどの統合機能が有効になり、プロジェクトを直接 Mac 側に保存することもできます。スタートアップビューは、フルスクリーンです。
Windows のインストール後にプロファイルを変更する方法
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Windows の仮想マシンをシャットダウンします。
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仮想マシンの [構成] > [一般] タブを開き、[仮想マシンの構成] の横にある [変更] をクリックします。
これで、別のプロファイルに切り替えることができます。
- 仮想マシンを起動し、新しい設定が正常に適用されたことを確認します。
4 つのいずれのプロファイルもご自身のニーズに合わないと思われる場合や、仮想マシンの設定を単にテストする場合は、仮想マシンを手動で調整することもできます。
[構成] ペイン内で自由に変更を加えます。手動での調整について詳しくは、KB 112091 をご覧ください。
構成オプションを既定の設定に戻すには、対応する構成ウィンドウの右下にある [Restore Defaults(既定に戻す)] ボタンをクリックします。
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