情報
Parallels Desktop Enterprise Edition には、仮想マシンの構成をパスワードで保護する機能があります。Parallels Desktop を展開するとき、展開パッケージにソース仮想マシンを追加する前に、この仮想マシンにパスワードを設定することができます。展開した仮想マシンでもパスワードは保持され、Mac ユーザーは正しいパスワードを入力せずに構成を変更できません。
Parallels Desktop の GUI を使用してパスワードを設定する
Parallels Desktop の GUI を使用してパスワードを設定するには:
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Mac OS X で Parallels Desktop を開き、必要な仮想マシン(一括展開の準備を行う場合、ソース仮想マシン)を選択します。
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Parallels Desktop メニューバーで、[仮想マシン]>[構成]を選択し、仮想マシンの構成画面を開きます。
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[オプション]タブをクリックします。
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左ペインで[セキュリティ]を選択します。
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右ペインで[編集の制限]オプション(ボタン)を探します。このオプションがオフの場合、ボタンのテキストは「暗号化する」になっています。これをクリックすると、オプションがオンになります。
- 次の画面でパスワードを 2 回入力し、[OK]ボタンをクリックします。ボタンのテキストが「暗号化を解除」に変わります。
パスワードを変更または削除するには:
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パスワードを変更するには、[パスワードの変更]ボタンをクリックして、変更前と変更後のパスワードを入力します。
- パスワードを削除するには、[暗号化を解除...]ボタンをクリックし、現在のパスワードを入力して構成ロックを解除します。
パスワードが設定され、ユーザーが仮想マシンの構成を表示または変更しようとすると、パスワードの入力を求めるダイアログが表示されます。正しいパスワードを知らないユーザーは、仮想マシンの構成ダイアログへのアクセスが拒否されます。
コマンドラインツールを使用してパスワードを設定する
GUI に加え、prlctl
コマンドラインユーティリティを使用して仮想マシンのパスワード保護を設定、リセット、表示することができます。
パスワードを設定するには、ターミナルで次のコマンドを入力します。
prlctl set "vm_name" --password-to-edit
ここで vm_name
は、引用符で囲んだ仮想マシン名です。
パスワードを入力し、確認することが求められます。
Please enter a new password:
Please confirm password:
パスワードを変更または削除するには、次のコマンドを入力します。
prlctl set "vm_name" --password-to-edit
ここで vm_name
は、引用符で囲んだ仮想マシン名です。現在のパスワードを入力することが求められます。
Please enter current password:
次に、新しいパスワードを入力し、確認することが求められます。パスワードを削除するには、空白のまま Enter を 2 回押します(パスワードの入力と確認を求められたとき)。
Please enter a new password:
Please confirm password:
現在の保護状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
prlctl list "vm_name" -i
次のような出力があります。
Encrypted: no
Edit restricted: yes
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