症状
お使いの Mac のアクティビティモニターでprl_vm_app プロセス(Parallels Desktop 8 の Parallels VM)(仮想マシンの実行を担当)の CPU 使用率が 100% を超えていることが確認できます。
同時に、Windows 仮想マシンのタスクマネージャーに妥当な CPU 使用量(10 ~ 20% 以下)が表示されます。お使いの Mac には複数の CPU がインストールされています。
原因
Mac と Windows では CPU 使用量の計算方法が異なるため、数字が異なります。
Windows の場合: CPU の数に関係なく、例えば CPU を 6 個インストールしている場合、6 個の CPU リソースすべての総使用率は 100% に等しくなります。
Mac の場合: 搭載している CPU の数に 100% を掛け合わせます。例えば CPU を 6 個インストールしている場合、Mac 上の総使用率は 600% に等しくなります。
Mac 側の CPU パワーの一部は可視化目的でも使われています。
上記スクリーンショットの例に基づいて見てみると、Windows 仮想マシンの CPU の 17% は Mac 側では 17 × 6 = 102% に等しくなり、さらに 8.5% を可視化目的で使っています。つまり、合計 600% のうち Parallels が CPU の 110.5% を使用しており、Mac にはその他の目的に使用できる十分な CPU が残っていることになります。
解決策
お使いの Mac に 2 個以上の CPU が搭載されている場合、アクティビティモニターで使用率が 100% 程になったとしても許容範囲であり、Mac のパフォーマンスが低下するわけではありません。従って、対処の必要はありません。
Mac または仮想マシンでパフォーマンスが低下し操作に問題があると思われる場合は、KB 116263 をご確認ください。
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