Mac から Windows へのフォルダー共有について
Parallels Desktop ではデフォルトで、Mac のデスクトップ、Downloads、Documents、ピクチャ、ミュージック、およびムービーフォルダーのファイルが、Windows と共有されます。これにより Mac 上で Windows を運用する際に、大きな利便性とデータの安全性が実現します。この機能は共有プロファイルと呼ばれているものです。

これに加えて、KB 124928 に説明があるように、 ホームフォルダー、カスタムの各フォルダー、macOS のドライブ全体など、他の Mac フォルダーを Windows と共有することができます。これらのフォルダーは、ネットワーク上のロケーションとして Windows にマウントされます。

注: この機能を使用するには、仮想マシンに Parallels Tools をインストールし、仮想マシンの [Windows を Mac から分離する] オプションを無効にする必要があります。
共有プロファイルについて
この機能により、デスクトップ、ドキュメントなどの Windows のユーザーフォルダーは、実質的に Mac のものに置き換わっています。元の Windows デスクトップ、ダウンロード、その他のファイルはそのままありますが、非表示になっています。

つまり、上記のフォルダーのいずれかを操作する場合、実際にはそれぞれの macOS フォルダーを操作していることになります。
従って、Windows でこれらのフォルダーのいずれか(デスクトップなど)にファイルを保存すると、対応する Mac のフォルダーに保存されることになります。
また、Windows でこれらのフォルダの 1 つからファイルを削除すると、実際には Mac のそれぞれのフォルダーからファイルを削除することになります。
注: ファイルが複製されることはありません。共有プロファイル機能は、お使いの Mac にも仮想マシンにも、追加のスペースを必要としません。
共有プロファイルの管理
注: Parallels Desktop 17 以降では、デフォルトでホームフォルダー全体が Windows と共有されなくなり、デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードなど、選択したフォルダーのみが共有されるようになっています。
この機能を有効にするには、仮想マシンの [構成] を開き、[オプション] > [共有] > [Mac を共有] をクリックし、[Mirror Mac と Windows のユーザーフォルダーをミラーリング] にチェックを入れます。
Windows と共有するユーザーフォルダーを構成するには、仮想マシンの [構成] を開き、[オプション] > [共有] > [カスタマイズ] をクリックします。

そこで、Mac のどのユーザーフォルダーを共有するかを選択することができます。
注: 変更を適用するには、Windows ユーザーセッションからログアウトして、再度ログインする必要があります。
共有プロファイルの無効化
共有プロファイルを無効にするには、シンプルに仮想マシンの [構成] を開き、[オプション] > [共有] > [Mac を共有] の順に進み、[Mirror Mac と Windows のユーザーフォルダーをミラーリング] のチェックを外します。
注: Parallels Desktop 16 以前のバージョンでは、共有プロファイルと共有フォルダーの機能が相互接続されています。そのため、共有プロファイルを無効にすると、共有フォルダーも自動的に無効になります。
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