Amazon Web Services (AWS) as a cloud provider

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クラウドプロバイダーとしての Amazon Web Services(AWS)

説明

 

Parallels Remote Application Server v19 では、Parallels RAS の既存の機能に加えて、AWS EC2 ワークロードの統合、構成、保守、サポートしたり、アクセスを確保したりする機能を提供します。

前提条件

• AWS アカウント。まだアカウントをお持ちでない方は、aws.amazon.com/ec2/ で無料でアカウントを作成し、アクティベートできます。

• Amazon EC2 のクローンインスタンスをドメインに参加させるための Microsoft Active Directory 環境が稼働している。

• 仮想プライベートクラウド(VPC)を仮想ネットワークとして事前構成済みで、セキュリティグループが EC2 インスタンスの仮想ファイアウォールとして機能しており、入出力のトラフィックが制御されている。

• Amazon EC2 インスタンスが事前構成済み(後で Parallels RAS テンプレートとして使用、Windows Server 2012 から Windows Server 2022 までの OS で動作)

• プログラムアクセス用の AWS ID およびアクセス管理(IAM)ユーザーアカウント。

構成

まず、プログラムアクセス用の IAM ユーザーを作成する必要があります。IAM ユーザーアカウントを作成するには、AWS Management Console、AWS CLI、Tools for Windows PowerShell、AWS API 処理のいずれかを使用します。今回の説明では、AWS Management Console を使用します。

1. AWS Management Console にサインインし、console.aws.amazon.com/iam にある IAM ページを開きます。

2. ナビゲーションペインで、[ユーザー] を選択し、[ユーザーを追加] ボタンをクリックします。

3. ユーザーの詳細を設定セクションで、「ParallelsConnector」などのユーザー名を入力します。

4. Parallels RAS Console は API を使用して AWS アカウントと通信するため、[AWS アクセスタイプ] 以下で、[アクセスキー] > [Programmatic access(プログラムによるアクセス)] を選択します。これにより、IAM ユーザーのアクセスキーが作成されます。完了のページに移動すると、アクセスキーを表示したりダウンロードしたりできます。[次へ] をクリックし、権限設定のページに進みます。

5. 権限設定のページで、新しい IAM ユーザーが所属するユーザーグループを作成できます。これは必須ではありませんが、管理上の理由で推奨されています。

6. グループを使用しない場合は、[Attach existing policies directly(既存のポリシーを直接アタッチ)] を選択します。アカウント内の AWS マネージドポリシーとカスタマーマネージドポリシーのリストが表示されます。

7. フィルターポリシーで、事前構成済みの AWS マネージドポリシーである AmazonEC2FullAccess を選択し、[次へ] をクリックして次のページに進みます。

8. このページではオプションのタグを使用して、このユーザーのアクセスを整理、追跡、または制御することができます。

9. タグの用意ができたら、[次へ] をクリックすると、ここまでの選択がすべて表示されます。準備ができたら、[ユーザーを作成] をクリックします。

10. ユーザーのアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを表示するには、表示したい各パスワードとアクセスキーの横にある [表示] をクリックします。アクセスキーを保存するには、[CSV をダウンロード] を選択し、ファイルを安全な場所に保存してください。なお、シークレットアクセスキーを表示/ダウンロードできるはこのタイミングのみとなります。

11. ユーザーの新しいアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを安全な場所に保存し、次に Parallels RAS コンソールで使用するために保存します。

Amazon ウェブサービスをクラウドコンピューティングプロバイダーとして設定する

1. [ファーム] > [プロバイダー] に移動します。

2. [タスク] ドロップダウンメニューをクリックし、[追加] を選択します(または [+] アイコンをクリックします)。

3. メニューで、[Amazon EC2] を選択します。[クラウドコンピューティングプロバイダーを追加] ウィザードが開きます。

4. ウィザードで、以下の情報を指定します。

名前: プロバイダーの名前です。

説明: プロバイダーの説明です。

管理資格情報: Parallels Agents の展開に使用する管理者アカウントです。

アクセスキー ID: アクセスキー ID です。

秘密アクセスキー: 秘密キーです。

5. [次へ] をクリックします。

6. Parallels RAS 設定の検証が完了するまで待機し、[次へ] をクリックします。

7. 使用するリージョンを選択します。

8. [完了] をクリックします。

テンプレートの作成

1. [ファーム] > [VDI] に移動します。

2. [テンプレート] タブを選択します。

3. [タスク] ドロップダウンメニューをクリックし、[追加] を選択します(または [+] アイコンをクリックします)。

4. ダイアログが開いたら、テンプレートの作成元になるゲスト VM を選択し、[OK] をクリックします。[Parallels テンプレートを作成] ウィザードが開きます。

5. 選択された VM に RAS Guest Agent がインストールされているかどうかを確認します。チェックの終了を待ち、[ステータス] フィールドを調べます(ページの下部近く)。結果に応じて、次のいずれかを実行します。

Agent がインストールされている場合は、[次へ] をクリックして、続行します。

Agent がインストールされていない場合は、インストールする必要があります。[インストール] ボタンをクリックし、画面上の指示に従って、Agent ソフトウェアをインストールします。[次へ] をクリックします。: ステータスフィールドに“ゲスト VM を起動できませんでした”という警告が表示されることがあります。この警告が表示された場合は、ウィザードを再起動してください。

6. https://download.parallels.com/ras/v18/docs/en_US/Parallels-RAS-18-Administrators-Guide/46775.htm の説明に従って、オプションを指定します。[次へ] をクリックします。

7. https://download.parallels.com/ras/v18/docs/en_US/Parallels-RAS-18-Administrators-Guide/46776.htm の説明に従って、オプションを指定します。[次へ] をクリックします。

8. 使用するインスタンスの種類を選択し、[次へ] をクリックします。

9. ストレージデバイスをカスタマイズして、[次へ] をクリックします。

10. https://download.parallels.com/ras/v18/docs/en_US/Parallels-RAS-18-Administrators-Guide/46779.htm の説明に従って、オプションを指定します。[次へ] をクリックします。

11. https://download.parallels.com/ras/v18/docs/en_US/Parallels-RAS-18-Administrators-Guide/46974.htm の説明に従って、オプションを指定します。[次へ] をクリックします。

12. https://download.parallels.com/ras/v18/docs/en_US/Parallels-RAS-18-Administrators-Guide/46780.htm の説明に従って、オプションを指定します。[次へ] をクリックします。

13. [概要] ページでは、テンプレートの概要情報を確認します。情報の修正が必要な場合は、[戻る] ボタンを押して、必要な修正を行います。修正を終えたら、[完了] をクリックします。

上述の構成実行後に推奨されるテスト手順 

1. Parallels RAS Console を使用してデスクトップを公開します。

2. Parallels RAS Console を使用してアプリケーションを公開します。

3. AWS 上で稼働しているリソースにアクセスするには、Parallels Client を使用します。

4. AWS 上で動作するインスタンスから、仮想リソースにアクセスできることを確認します。

5. オートスケーリングと電源管理機能に進みます。 

6. 異なるハードウェア仕様(インスタンスタイプとストレージタイプ)でゲスト VM を再作成します。これは、テンプレートのプロパティから実行できます。

7. テンプレートやゲスト VM の作成中、AWS Management Console から EC2 インスタンス、AMI、スナップショットのカテゴリから、アクティビティを監視できます。

既知の問題と制約

• RD セッションホストとサーバーベースの VDI にのみ適用される。

• Parallels RAS の本バージョンでは、 以下の OS をベースにしたインスタンスのみ作成可能: Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022。

• このバージョンの場合、[ファーム] > [プロバイダー] > AWS プロバイダーを右クリック > [プロパティ] > [資格情報] > [資格情報を確認] に移動すると、“プロバイダーに接続できません”というメッセージが表示される。このメッセージを無視します。• このバージョンではベータ機能として、シングルセッションの Windows デスクトップ OS を使用することが可能であるものの、その場合、専用の AWS インフラストラクチャと Microsoft Windows Desktop Client のライセンスが必要になる。

マニュアルと参考資料

• Amazon EC2 インスタンスタイプ https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/

• EC2 価格のリンク: https://aws.amazon.com/ec2/pricing/on-demand/

• ストレージ価格のリンク: https://aws.amazon.com/ebs/pricing/

• EBS ボリュームタイプ制限のリンク: https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/ebsvolume-types.html

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