UX エバリュエーターの評価指標では、公開されたリソースとユーザー間のやり取りと、対応する応答の経過時間を計算することにより、ユーザーエクスペリエンスを指標的かつ定量的に測定して提供します。 同記事を執筆している時点で、RAS v18 のリリースに伴い、25 以上の新しいセッションの詳細指標が利用できるようになっています。
注: 指標の中には RAS セッション専用のものがあります。
利用可能な指標
ログオンの詳細
| 指標 | 説明 | 
| 新登場ログオン期間 | ログオンにかかる時間(UI での待機時間を除く) | 
| 新登場ログオン期間の内訳 | 1.接続時間 | 
| 2.認証期間 | |
| 3.ホストの準備(負荷分散アルゴリズムを含む) | |
| 4.ユーザープロファイルの読み込み時間 | |
| 5.RAS ポリシーの検索 | |
| 6.グループポリシーの処理時間 | |
| 7.デスクトップの読み込み時間 | |
| 8.その他 | |
| 新登場ユーザープロファイル | 使用中のユーザープロファイル方法(FSLogix、ユーザープロファイルデスクなど) | 
ユーザーエクスペリエンス
| メトリクス | 説明 | 
| 新登場UX エバリュエーター | クライアント側の最初の手順(ユーザーの操作)から最後の手順(レスポンスの画像表示)までの時間間隔を測定するもの | 
| 新登場接続品質 | 接続品質を判定(「悪い」–「非常に良い」) | 
| 新登場遅延 | ネットワーク遅延 | 
| 新登場トランスポートプロトコル | TCP または UDP(RDP 経由) | 
| 新登場帯域幅の可用性 | クライアント側の帯域幅の可用性 | 
| 新登場再接続 | 現在のセッションで開始時に接続不良で再接続した回数(正常接続は除く) | 
| 新登場最終再接続 | 現在のデバイスのセッションで接続不良で再接続した回数(正常接続は除く) | 
| 新登場切断の理由 | 最終セッションの切断理由 | 
セッションの詳細
| メトリクス | 説明 | 
| セッションの状態 | アクティブ状態、アイドル状態、切断など | 
| ログオン時間 | セッションが確立した日時 | 
| セッションの長さ | セッションが確立した時間 | 
| アイドル時間 | セッションがアイドル状態だった時間 | 
| 新登場受信データ | クライアントから受信したデータ量 | 
| 新登場送信データ | クライアントに送信したデータ量 | 
| 解像度 | セッションの解像度 | 
| 色深度 | セッションの色深度 | 
| 新登場帯域幅の使用状況 | クライアントの帯域幅使用状況 | 
クライアントの詳細
| メトリクス | 説明 | 
| デバイス名 | セッションが確立されたデバイス名 | 
| IP アドレス | クライアントのプライベート IP アドレス | 
| 新登場クライアント OS | クライアントで実行されているオペレーティングシステム | 
| 新登場クライアント OS バージョン | クライアントで実行されているオペレーティングシステムのバージョン | 
| 新登場クライアントバージョン | 使用中の RAS クライアントのバージョン | 
監視の設定
カスタマイズされたしきい値による監視設定を設定した上で、警告レベルと重大性レベルを特定することにより管理者やヘルプデスクのサポート環境が向上します。
セッションの詳細表示
RAS コンソールで [RD セッションホスト] > [セッション] タブに切り替えます。
対応する列に利用可能な指標が表示されています。列を右クリックして表示する指標を選択します。このドロップダウンメニューで [その他] をクリックしてダイアログを開き、必要な指標にチェックを入れるかチェックを外します。
別のウィンドウで詳細情報を表示するセッションをダブルクリックします。
セッションの詳細をエクスポート
表で必要なセッションをハイライトして右クリックし、[エクスポート...] をクリックして情報を CSV ファイルに保存します。
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