バージョン 18 以前の RAS では、カスタム UDP ハンドシェイクを使って RDP UDP トンネルを初期化し、それを適切なマシンに転送していました。RAS v18 のリリースに伴い、トンネルの識別には RDP 相関 ID を使うことになりました。この変更により、サードパーティのロードバランサーとの互換性が向上し、次のようなメリットが得られます。
-
Parallels Clients を使用しサードパーティのロードバランサー経由で RAS 環境に接続する場合のコンテンツ配信を最適化(RDP 経由で UDP 使用)
- 標準の RDP-UDP トンネルを転送できるサードパーティのロードバランサーとの互換性
- 初期化ハンドシェイクが必要なくなりパフォーマンスが向上
RDP-UDP 初期化パケット
セクション | フィールド | 注記 |
ヘッダー | PROTO2X_HEADER ヘッダー | |
(CLIENT_INITRUDP_QUERY) | DWORD dwFlags | // RAS v14.0 にサポート追加 |
#define CORF_FLAG_SUPPORTSRUDP 0x0001 | ||
// RAS v14.x 以降にサポート追加 | ||
#define CORF_FLAG_SUPPORTSDTLS 0x0002 | ||
#define CORF_FLAG_SUPPORTSGWIP 0x0004 | ||
// RAS v18 にサポート追加 | ||
#define CORF_FLAG_SUPPORTSEXT 0x0008 | ||
#define CORF_FLAG_SUPPORTSIPV6 0x0010 | ||
ペイロード | DWORD dwGatewayStrLen | BYTE[16] ( CORF_FLAG_SUPPORTSIPV6 フラッグが設定されている場合) |
CHAR[] <# Gateway IP #> | ||
BYTE[4] dwServerIP | ||
WORD dwServerPort |
注: 赤字表記は v18 で導入された項目
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