Parallels RAS Web Admin Console

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バージョン 17 では、Parallels RAS Web Admin Console が導入されました。HTML5 ブラウザーベースのこのアプリケーションで、Parallels RAS を管理できます。機能はヘルプデスク関連タスクに限定されています。現時点では標準の Parallels RAS Console が新しい RAS ウェブコンソールに置き換えられることはなく、これまでどおり標準コンソールを使用して Parallels RAS のファームを管理することになります。

Parallels RAS Web Admin Console では、次のユーザーカテゴリを想定しています。

ヘルプデスクのプロフェッショナルは、一般的に、エンドユーザー(従業員)によって持ち込まれる問題に対処します。このようなサポートシナリオでは、ヘルプデスクのスタッフがそのユーザーに関連する情報を迅速に見つけることができる必要があります。さらに、ヘルプデスクの担当者が、Parallels RAS インフラストラクチャの状態を簡単に評価できる必要があります。


Parallels RAS Web Admin Console を使用すると、ヘルプデスクの担当者は、次のようにユーザーについての情報を簡単に見つけて管理タスクを実行できます。

Web Admin Console で入手できる Parallels RAS インフラストラクチャの状態に関する情報には以下のものがあります。

ヘルプデスク関連タスクを実行するには、Parallels RAS Web Admin Console のインストールおよび使用方法を参照してください。

前提条件

Parallels RAS Web Admin Console の基盤となるウェブ管理サービスを、RAS Publishing Agent をインストールしたサーバーにインストールする必要があります。コンソール自体は、HTML5 をサポートしている最新のウェブブラウザーで実行できます。

このウェブサービスをインストールする前に Windows サーバーに以下の更新プログラムを必ずインストールしてください。

新しいバージョンの Windows Server では特定のアップデートは必要ありません。


このウェブサービスは、デフォルトで次のポートでウェブリクエストを待機します。必要に応じて、KB 124701 の説明に従って、構成でポートを変更できます。

インストール

Parallels RAS Web Admin Console を使用するには、RAS Publishing Agent をインストールしたサーバーに RAS ウェブ管理サービスをインストールする必要があります。このサービスをインストールすると、即座にコンソールを使い始めることができます。

RAS ウェブ管理サービスをインストールするには、次の操作を実行します。

  1. RAS Publishing Agent を実行中のサーバーで、Parallels RAS インストーラー(他の Parallels RAS コンポーネントのインストールに使用したのと同じもの)を実行します。
  2. [インストールタイプの選択] ページで、[カスタム] を選択します。
  3. 次のページで、Parallels RAS ウェブ管理サービスコンポーネントのインストールを選択します。
  4. [次へ] をクリックし、画面上の指示に従います。

ユーザー権限

Parallels RAS Web Admin Console 機能へのアクセスを許可するには、ユーザー(ヘルプデスクの担当者など)が十分な権限を持つ必要があります。Parallels RAS に新しいユーザーを作成するときは、上級管理者またはカスタム管理者ロールを使用し、ユーザーに次の権限を付与します。

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