Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.9.4 (23885)
Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.9.4(23885)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
一般
- macOS Spotlight の検索結果に表示されるアプリアイコンに OS バッジを追加しました。どのアプリを起動しようとしているのかが簡単に分かるようになります。
- USB 2.0 ポートに接続された USB デバイスが仮想マシンに正しく表示されない問題が修正されました。この修正を利用するには、Mac に macOS 14.5 ベータ以降のバージョンがインストールされている必要があります。
Windows 11
- 再設計された Mac 共有フォルダーの新バージョンが登場しました。これらのフォルダーはシンボリックリンクになっており、表面的には Windows のローカルドライブにあるように見えますが、実際には Mac フォルダー内のファイルへのポインターとして機能します。詳細については、こちらのナレッジベースの記事を参照してください。
- 共有フォルダーの問題により NinjaTrader が正常に起動できない問題を修正しました。
- 共有フォルダーの問題により Mathematica や他のアプリケーションが正しく実行できない問題を修正しました。
- Windows 11 仮想マシンのインストール中に Mac 上で .exe ファイルを開こうとすると、正常にインストールできない問題が修正されました。
- Apple Silicon Mac 上で動作する Windows 11 仮想マシンで LabVIEW をインストールする際に、ブルースクリーン(BSOD)が発生する問題を修正しました。
Parallels Desktop で廃止または削除される機能
Parallels カスタマーエクスペリエンスプログラムに参加しているユーザーの統計によれば、製品機能の中には、ほとんどまたはまったく使用されていないものもあります。当社は、これらの機能のサポートを停止するか、または Parallels Desktop から完全に削除して、より頻繁に使用される機能の強化に専念することにしました。
以下は、バージョン 1.9.4 ではなく、Parallels Desktop for Mac App Store Edition の次期メジャーバージョンでサポートが終了し、削除される予定の機能のリストです。これらの機能は、ビジネスにおける重要度が低いため、この変更が実際のワークフローに与える影響は非常に軽微であるか、まったく影響がないものと考えらます。
すべての Mac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
- トラベルモード
- Windows および Linux 用の 32 ビット版 Parallels Tools
- Parallels Desktop 環境設定パネルから Parallels Access をダウンロードするオプション
Intel プロセッサーを搭載する Mac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
- リソースモニター
- macOS 10.5 から 10.8 までの仮想マシンをサポート
Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.9.3 (23882)
Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.9.3(23882)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
一般
- Apple Silicon を搭載する Mac 上で Parallels Desktop の起動に失敗し、仮想マシンモニターエラーが発生する問題を修正しました。
Windows 11
- Parallels Tools のアップデート後に Windows が起動しなくなる問題を修正しました。
- Dark Souls 2 のグラフィックレンダリングの問題を修正しました。
- Genshin Impact におけるさまざまなグラフィックレンダリングの問題を修正しました。
Linux
- Ubuntu Desktop 21 および 22 Arm バージョンの高速インストールをサポートしました。
- トラックパッドのスクロール感度が向上し、手動でのスクロール速度調整が可能になりました。感度を調整するには、macOS のターミナルで次のコマンドを実行します。
$ defaults write "com.parallels.Parallels Desktop" "HID Host Hook.Scroll Sensitivity" X
ここで、X は 120 未満です(20=デフォルト値、120=最低感度)
Parallels Desktop で廃止または削除される機能
Parallels カスタマーエクスペリエンスプログラムに参加しているユーザーの統計によれば、製品機能の中には、ほとんどまたはまったく使用されていないものもあります。当社は、これらの機能のサポートを停止するか、または Parallels Desktop から完全に削除して、より頻繁に使用される機能の強化に専念することにしました。
以下は、バージョン 1.9.3 ではなく、Parallels Desktop for Mac App Store Edition の次期メジャーバージョンでサポートが終了し、削除される予定の機能のリストです。これらの機能は、ビジネスにおける重要度が低いため、この変更が実際のワークフローに与える影響は非常に軽微であるか、まったく影響がないものと考えらます。
すべての Mac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
- トラベルモード
- Windows および Linux 用の 32 ビット版 Parallels Tools
- Parallels Desktop 環境設定パネルから Parallels Access をダウンロードするオプション
Intel プロセッサーを搭載する Mac コンピューターで、以下の機能のサポートは終了します。
- リソースモニター
- macOS 10.5 から 10.8 までの仮想マシンをサポート
Parallels Desktop for Mac 1.9.2 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.9.2(ビルド 23872)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
一般
- ネイティブの APFS メカニズムを使用した VM クローンの新しいアプローチを導入し、クローン作成速度が大幅に向上しました。
- マルチディスプレイ Mac 上で VM ウィンドウが半透明になる問題が修正されました。
- IPv6 のみのネットワークで Parallels Desktop のネットワーク通信が喪失する問題が修正されました。
Windows 11
- 外付けドライブからプライマリ OS として macOS Sonoma を実行していると、BSOD で Windows VM が動作しなくなる問題を修正しました。
- VIRBE ビデオエディターでビデオのタイムラインが正しく表示されない問題を修正しました。
- Windows マシンに追加された新しい共有プリンターのデフォルトの用紙サイズとして A4 が設定されました。
Parallels Desktop for Mac 1.9.1 App Store Edition
Parallels Desktop 1.9.1 App Store Edition アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
Windows 11
-
仮想マシンのウィンドウのサイズ変更時に、解像度調整プロセスをより分かりやすく表示するためのブラー効果を追加しました。
-
AutoTRAX Dex、FINALE 3D、Blender 3.3 LTS、Optuma、TerMus-BIM を含む、OpenGL ベースのアプリケーションのグラフィックスに関する様々な問題を修正しました。
-
macOS の [Dock を自動的に表示/非表示] オプションを無効にしても、Windows 11 を外部ディスプレイで実行すると mac OS の Dock が消えてしまう問題を修正しました。
-
[ゲーム用のフルスクリーンに最適化] オプションが有効な場合に、macOS の Dock が非表示になる問題を修正しました。
Linux
-
仮想マシンのウィンドウのサイズ変更時に、解像度調整プロセスをより分かりやすく表示するためのブラー効果を追加しました。
-
Linux カーネルバージョン 6.5のサポートを追加。
Parallels Desktop for Mac 1.9.0 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.9.0 App Store Edition アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
macOS Sonoma 14 に対応
Parallels Desktop 1.9.0 は、Mac のプライマリ OS としてだけでなく仮想マシンとしても macOS Sonoma 14 をフルサポートしています。それで新しい OS が利用可能になった時点ですぐに Mac コンピューターをアップグレードできます。macOS Sonoma の具体的な改良点の詳細については、以下をご覧ください。
外観および使用感
-
最新のデザインガイドラインを反映した新しいアプリアイコンが追加されました。
-
ダイアログとアラートのデザインが一新され、アプリケーションとのやり取りが容易になりました。
-
アーカイブ化またはパッケージ化された仮想マシンを開く前の確認ダイアログが追加されました。
-
スナップショットに戻す際の警告ダイアログに [再表示しない] チェックボックスが追加されました。
Mac で Windows を実行
-
Mac との統合: Mac の Touch ID を使って Windows 10/Windows 11 仮想マシンにログインする機能が利用できるようになりました。Windows アカウントの資格情報は macOS キーチェーンに安全に保管され、Touch ID で保護されます。この資格情報は当該の Mac でのみ利用できます。
-
グラフィック: Windows でバージョン 4.1 までの OpenGL がサポートされ、ArcGIS CityEngine 2023、Vectorworks Vision 2023、VariCAD、Deswik.CAD などを実行できるようになりました。この OpenGL バージョンでは、ArcGIS Pro ソフトウェアのパフォーマンスも向上しています。
-
印刷: macOS Sonoma 上の Parallels Desktop 1.9.0 を使用して Windows から印刷する際に、IPP(Internet Printing Protocol)が使用されるようになり、ハードウェアがサポートする機能との互換性が向上しました。
-
キーボード: Microsoft Edge で Command + W を使用すると、アプリケーションを終了するのではなくタブが閉じられるようになりました。
Linux
-
Ubuntu 22.04.2、Fedora 38、Debian 12、CentOS 9 など、最新の Linux ディストリビューションがサポートされました。
Apple Silicon を搭載した Mac コンピューターに、Arm 版の CentOS 9 Stream をインストールして実行できるようになりました。
Parallels Desktop 1.9.0 で削除された機能:
Parallels カスタマーエクスペリエンスプログラムに参加しているユーザーの統計によれば、製品機能の中には、ほとんどまたはまったく使用されていないものもあります。当社は、これらの機能のサポートを停止するか、または Parallels Desktop から削除して、より頻繁に使用される機能の強化に専念することにしました。
-
macOS 10.14、10.15、および 11 では、プライマリ OS として Parallels Desktop 1.9.0 を実行することができません。ユーザーは、これらの macOS システム上で以前のバージョンの Parallels Desktop を引き続き使用することができ、Parallels Desktop 1.9.0 のライセンスキーでアクティベートすることもできます。
-
Intel プロセッサーを搭載した Mac コンピューターでは、以前の Windows OS バージョン(2000、XP、Vista、8、8.1)がサポート対象から除外されました。ユーザーは、これらの OS をインストールしたり使用したりできますが、メンテナンスは終了しています。Parallels は最新バージョンへのアップグレードを推奨します。
-
[Print to PDF(Mac Desktop)] 印刷オプションは使用できなくなりました。Microsoft の [Print to PDF] を使用してください。
-
Intel プロセッサーを搭載した Mac コンピューターでは、[PC から Windows を移行] オプションは使用できなくなりました。Apple 移行アシスタントを使用してデータを移行し、新しい Windows 仮想マシンに Windows アプリケーションを手動で再インストールします。
[更新をチェック] ドロップダウンメニューと確認頻度セレクターは利用できなくなりました。自動チェックが有効になっている場合、Parallels Desktop の実行中、1 日に 1 回更新がチェックされます。
Parallels Desktop for Mac 1.8.2 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.8.2 App Store Edition アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
• M シリーズチップを搭載する Mac コンピューターで、 Red Hat Enterprise Linux 9.1 のサポートが追加されました
• Ubuntu 22.04 VM で、サスペンドおよびレジュームの後に、破損したビデオが再生される問題を修正しました
• VM に接続された SD カードで、ファイルの読み書きができない問題を修正しました
• Pytha CAD で、3D オブジェクトのバックラインが正しく表示されない問題を修正しました
Parallels Desktop for Mac 1.8.1 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.8.1 App Store Edition には、次の修正と改善が含まれています。
- 「Google でサインイン」による認証時にエラー 400 が発生する問題を解決しました。
- macOS と VM 間のフォルダー共有の有効化に関する問題を解決します。
- Intel Mac での Linux カーネル 5.19 以降のサポートを追加します。
- その他のさまざまな安定性とセキュリティの問題に対処します。
Parallels Desktop for Mac 1.8.0 App Store Edition
macOS Ventura 13 に対応
メインのオペレーティングシステムとして:
• Parallels Desktop 18 は macOS Ventura 13 を完全にサポートしています。また新しい OS がリリースされた時点ですぐに Mac コンピューター(Apple M シリーズチップまたは Intel プロセッサー)のアップグレードを実行できます。
グラフィック
Apple M シリーズチップ搭載の Mac コンピューター向け:
• ProMotion ディスプレイを利用する Mac コンピューターにおいて、macOS の環境設定でディスプレイのリフレッシュレートが変更された場合、その変更がWindows にも自動的に適用されるようになりました。
• macOS 仮想マシンのデフォルトの解像度が改良されました。
ユーザビリティ
サポート対象のすべての Mac コンピューター:
• Parallels Tools のアップデートは、Windows の再起動時にインストールされるようになりました。これにより、意図しない中断が回避されます。
• Safari では、Parallels Desktop で作成された Parallels アカウントの認証情報が使用されるようになります。
• Parallels Desktop ネットワーク構成の編集がよりシンプルになり、人為的なミスや macOS ネットワークとの競合を回避できるようになりました。
• 仮想マシンの共有オプションを再設計し、ユーザービリティを向上させました。
Intel ベースの Mac コンピューター向け:
• 製品内の提供項目で Windows 11 をダウンロードおよびインストールできます。
互換性
Apple M シリーズチップ搭載の Mac コンピューター向け:
• フォルダー共有機能に関わる Parallels Tools ドライバーが ARM アーキテクチャに合わせて再構築されました。これにより Windows の Intel 向けアプリケーションを Apple M シリーズ Mac 上で実行する場合の互換性が向上しました。
• ProMotion ディスプレイを搭載した Mac コンピューターで、仮想マシンをフルスクリーンモードで実行していても、必要に応じて macOS のメニューバーが常時表示されるように設定できます。
デバイス
サポート対象のすべての Mac コンピューター:
• Mac に Bluetooth コントローラーを接続すると、Windows 上に自動で新しい仮想コントローラーデバイスが作成され、Xbox や DualSense などのゲームコントローラーで Windows ゲームをプレイすることができるようになります。
• Windows および Linux でデフォルトで使用されている Virtio ネットワークドライバーが、ジャンボイーサネットフレームに対応しました。
• 改良された USB 3.0 サポートライブデータストリーミングデバイス(Web カメラ、ゲームキャプチャデバイス、その他さまざまな映像/音声ストリーミングデバイス(Elgato HD60 S、SOCT Copernicus REVO など))と連携できるようになりました。
• Windows でマウスをゲーミングモードにしたときのマウスの精度が改良されました。
Apple M シリーズチップ搭載の Mac コンピューター向け:
• Linux ARM 仮想マシンでネットワーク起動を使用する機能が追加されました。
設計
サポート対象のすべての Mac コンピューター:
• Parallels Desktop のメニューバーアイコンのデザインを更新しました。
その他
サポート対象のすべての Mac コンピューター:
• ダウンロード可能な Linux 仮想マシンが、最新バージョンの OS にアップデートされました(仮想アプライアンスまたはフリーシステムとも呼ばれる)。
Apple M シリーズチップ搭載の Mac コンピューター向け:
• 製品内の提供項目で Windows 11 をインストールする前に、エディションを選択する機能が追加されました。
以前の Windows OS のサポート終了
Microsoft が Windows OS の旧バージョンに対するドライバー署名のサポートを終了したため、Windows OS バージョン 2000、XP、Vista、7、8、8.1 に対応することができなくなりました。さらに、これらのバージョンの Windows には、メンテナンスやセキュリティ更新プログラムが提供されなくなりました。
これらの理由により、この製品アップデートには、旧バージョンの Windows OS 用のParallels Tools(最終版)が同梱されています。Parallels Tools は、Mac 上で Windows をスムーズに使用できるようにするツールです。
- Windows の自動インストール
- Coherence ビューモード
- グラフィックおよびゲーミングアクセラレーション
- 共有および統合機能
現行バージョンの Parallels Tools を使用することで、今後の Parallels Desktop アップデートにおいて以前のバージョンの Windows OS も、引き続き動作しますが、アップデートや修正は一切行われなくなります。Parallels は、長期的に Mac で安全かつスムーズに Windows を使用できるよう、Windows 11 への切り替えを推奨しています。
以前のバージョンの Windows への対応については、KB 129252 をご覧ください。
Parallels Desktop for Mac 1.7.3 App Store Edition
今回のアップデートである Parallels Desktop for Mac(1.7.3.23546)では、次の新しい機能や修正を含め。
Parallels Desktop for Mac 1.7.2 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.7.2 App Store Edition では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
最新情報
- インストールアシスタントの新しいオプションにより、Apple M1 チップを搭載する Mac における Windows 11 のダウンロードとインストールがシンプルになりました。
- 「PC 正常性チェック」アプリを起動すると、刷新されたダイアログが表示され、Intel ベースの Windows 10 を Windows 11 にアップグレードできるかどうかについての追加情報が表示されます。
Parallels Desktop ユーザーからの問題の報告
- ARM ベースの Windows 11 仮想マシンに MS ストアアプリがインストールできない問題を解決しました。詳細については、https://kb.parallels.com/en/128520 を参照してください。
- USB デバイスの接続に関する問題を解決しました。
- 最新バージョンの Parallels Desktop で以前の仮想マシンを登録する際、VirGL グラフィックに切り替えると Ubuntu の画面がブラックアウトする問題を解決しました。
- フリーシステム(設定済みですぐに使える仮想マシン)にインストールされている ARM ベースの Kali Linux のバージョンを 2021.3 にアップデートしました。
- 「Road 96」で地形のテクスチャが欠落している問題を解決しました。
- 「Black Desert」でランチャーの色が青くなる問題を解決しました。
- [プロセッサー] メニューに表示される CPU の数が、Mac で利用可能な CPU の数よりも少ない場合に、CPU を手動で割り当てることができないという問題を解決しました。
Parallels Desktop for Mac 1.7.1 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.7.1 App Store Edition では、Windows 11 との互換性の向上、また次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
- Windows 10 または Windows 11 仮想マシンに仮想 TPM チップを追加する際の問題を解決しました。
- 新規の Windows 11 仮想マシンでは、仮想 TPM チップが自動的に追加されます。
- Apple M1 チップを搭載する Mac コンピューターで新規の Windows 10 仮想マシンを作成する場合、仮想 TPM チップが自動的に追加されます。
- 各種の Windows ゲームのグラフィックの問題を解決しました。次のゲームを含みます(これらに限るわけではありません): World of Warcraft、Age of Empires II: Definitive Edition、Tomb Raider III、Metal Gear Solid V: The Phantom Pain、Mount & Blade II: Bannerlord、World of Tanks, and Raft。
- Virtio GPU が VirGL をサポートすることにより、サポート対象の Linux ディストリビューションにおいて、Linux 3D アクセラレーションが利用可能になります。これにより、ビジュアルパフォーマンスが向上し、Linux 仮想マシンで Wayland プロトコルを使用できるようになりました。
Parallels Desktop for Mac 1.7.0 App Store Edition
今回のアップデートである Parallels Desktop 1.7.0 次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
パフォーマンス
- サポート対象のすべての Mac コンピューター:
- CPU とメモリの自動割り当て。Parallels Desktop は、Mac のハードウェアを評価し、必要に応じて自動的に仮想マシンに適切なリソースを割り当てて、最適な Windows 環境を提供します。この仮想マシンを別の Mac に転送すると、Parallels Desktop は新しいハードウェア構成に基づいて CPU とメモリを割り当てます。
- 仮想マシンレジュームの所要時間が最大 38% 短縮。
- Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:
- Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview の起動時間が最大 33% 短縮。
- Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview で、ディスクパフォーマンスが最大 20% 向上。
グラフィック
- サポート対象のすべての Mac コンピューター:
- ディスプレイドライバーが改良され、Windows UI の応答性と同期ビデオの再生環境がよりスムーズになりました。この新しいドライバーにより、多くの Windows ゲームのフレームレートが向上し、より快適なゲーム環境が実現するとともに、Mac のディスプレイとの同期が改善されます。
- OpenGL グラフィックのパフォーマンスが最大 6 倍に向上。
- Windows 仮想マシンでのグラフィックスパフォーマンスが最大 25% 向上。
- Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:
- Linux 仮想マシンの動的解像度に対応し、ウィンドウ表示モードでの使用がより便利になりました。仮想マシンのウィンドウサイズを変更すると、Linux 側で自動的に画面の解像度が調整されます。
- DirectX 11 のグラフィックパフォーマンスが最大 28% 向上。
ユーザビリティ
- 改良された [デバイス] メニューで、macOS と同じデバイス名が表示されるようになりました。
- USB ドライブ - Finder と同じ表示名。
- プリンターとスキャナー - macOS のシステム環境設定と同じ表示名。
- 追加の通し番号(#2、#3 など)は、Mac に同じ種類のデバイスが複数接続されている場合にのみ使用されます。
- 「ディスク領域を解放」アシスタントでは、仮想マシンのスナップショットが占める領域が表示され、ディスク領域をより適切に管理することができます。
統合
- テキストや画像を macOS から任意の Windows アプリケーションにドラッグ & ドロップしたり、その逆を行ったりできます。
- macOS で書式付きテキストをコピーし、仮想マシンアプリケーションで”Command + Shift + Option + V”のキーボードショートカットを使って、プレーンな状態(書式なし)でペーストすることができます。
- キーボードのレイアウトを改善。ALTGRAPH キーを Mac の左 Option キーに再マッピングして、左 Option キーを言語特有のアクセント付き文字や特殊記号を入力するために使用できるようになりました。
デバイス
- サポート対象のすべての Mac コンピューター:
- USB 3.1 に対応。Samsung T7 Touch や Pro Elite のポータブル SSD など、さらに多くの USB デバイスを仮想マシンに接続できるようになりました。
- Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview 仮想マシンにおける、仮想 Trusted Platform Module チップ(vTPM)および Secure Boot のサポート。
- Linux のマルチモニターサポート。Linux 仮想マシンをマルチディスプレイのフルスクリーンビューモードで使用できるようになりました。
- Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:
- Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview 仮想マシンにおけるバッテリー装置のサポート。これにより、Windows は Mac のバッテリー切れを検知し、自動的に省電力モードに入ることができます。
- Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview と Linux 仮想マシンの両方で、シリアルポートデバイスをサポート。シリアルポートは、仮想マシンに 4 つまで追加できます。
- Linux 仮想マシンにおけるサウンドデバイスのサポート。
その他
- 無料でダウンロード可能な仮想マシン(仮想アプライアンスやフリーシステムとも呼ばれる)で稼働する OS を最新版に更新しました。
- 仮想マシンの構成と Parallels Desktop 環境設定のダイアログが更新され、新しい macOS のデザインに合わせて更新しました。
Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition
Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
macOS 11 Big Sur に対応済み
Parallels Desktop for Mac App Store Edition では、新しいデザイン、使いやすい設定などの改善が導入され、macOS 11 Big Sur 向けに最適化されました。次に、もっとも重要な修正の一覧を示します。
Big Sur をホストオペレーティングシステムとして使用する場合
- 仮想マシンを起動しようとした後に、Mac がクラッシュする問題を解決しました。
- ユーザーが Windows にログインすると、仮想マシンがクラッシュする問題を解決しました。
- 2 つのメニュー項目しか表示されないという仮想マシン構成の CPU メニューの問題を解決しました。
- スナップショットの削除中に「"仮想マシン名" を一時停止できません」というメッセージが表示される問題を解決しました。
- Parallels Desktop 環境設定と仮想マシン構成ダイアログのタブを切り替えるときに、Parallels Desktop ウィンドウが上に移動する問題を解決しました。
- Dock の複数の仮想マシンアイコンの問題を解決しました。
仮想マシン内の Big Sur
- 既存の macOS 仮想マシンを macOS 11 Big Sur にアップグレードできない問題を解決しました。
- 復元パーティションから macOS 11 Big Sur を仮想マシンにインストールできない問題を解決しました。
- macOS 11 Big Sur 仮想マシンで Parallels Tools を再インストールした後に、黒い画面が表示される問題を解決しました。
- macOS 11 Big Sur にアップグレードした後、macOS 仮想マシンの画面が黒く表示される問題を解決しました。
- ユーザーがログインするときに macOS 11 Big Sur 仮想マシンが再起動するというまれに発生する問題を解決しました。
- Big Sur 以外の macOS バージョンの Mac で作成された macOS 11 Big Sur 仮想マシンで、デフォルトの画面解像度が 1024x768 に設定される問題を解決しました。
- インストールアシスタントに macOS 11 Big Sur のバージョンが正しく表示されない(10.16 と表示される)問題を解決しました。
その他の改善点
- Parallels Desktop ユーザーインターフェイスが更新され、macOS 11 Big Sur スタイルに対応します。
- Parallels Desktop は macOS 11 Big Sur プライバシー制限を満たしています。たとえば、ユーザーが同意するまで Bluetooth を使用できません。
ネットワーク
- 仮想マシンのブリッジネットワークを構成できます。
グラフィック
- DirectX 11.1 のサポートにより、高解像度モニターのサポート強化と、DirectX 11 が必要なその他のアプリケーションやゲームのサポートといったメリットが得られます。
- macOS Big Sur 11(以降)の仮想マシンで動作する Metal グラフィックをサポートしました。これにより、Parallels のエンジニアは、macOS パフォーマンスのゲストバージョンを改善し、次のような 2018~2020 年に報告された多数の問題を解決することができました。
- プレビューで開いた PDF 文書で選択したテキストが黒くなる。
- FileSimple アプリケーションのインターフェイスに何も表示されない。
- macOS メニューバーの時計が鮮明に表示されないことがある。
- Safari の複数のタブにグラフィカルアーチファクトが表示される。
- macOS 仮想マシンでメモアプリがクラッシュする。
- 地図アプリに黒い画面が表示される。
- macOS 仮想マシンにインストールされた写真アプリのサムネイルが黒くなる。
アプリケーション
グラフィック
- Citrix、SOLIDWORKS 2020、SolidBuilder、DesignBuilder、Insignia Approver, TopSolid 2020 v6.21,BricsCAD、Creo 6.0、Creo Parametric 7.0.1.0、iRidium Studio、iCam 3D、FreeCAD 0.18.4、CATIA、Solid Edge 2020、Namirial Termo 5、Winner Design 12、Minitab 19、Olex² Crystallography Software、Mercury、ANSYS 17.2、TRASSIR(DSSL)、FEFLOW(DHI)、MySQL Workbench、Gradework 4D、pCon.planner、Abaqus、Microsoft Whiteboard、および FabFilter Pro-Q 3 plugin for Samplitude Pro X5 でのグラフィックスアーチファクトの問題を解決しました。
- AmiBroker アプリ、LDView、SoundPLAN の 3D ビューアのレンダリングが正しくない問題を解決しました。
- Realtime Landscaping Architect 2018 のビデオの不具合に関する問題を解決しました。
- Microsoft Teams の設定ダイアログで、内蔵 Face Time カメラの画像が破損する問題を解決しました。
- Drobo Dashboard で赤いドットが発生する問題を解決しました。
- LTpowerCAD v2.7.1 でグラフが表示されない問題を解決しました。
- Paratext 9 を起動するとブラックスクリーンが表示される問題を解決しました。
- KOMPAS 3D v18.1 と v19 で網かけの透過表示が機能しない問題、また切り取ったパーツが消去されない問題を解決しました。
- Windows 10 のスタートメニューで、まれに赤いオーバーレイが表示される問題を解決しました。
- カメラを移動するときに Pro100 v6.15 の画面が暗くなる問題を解決しました。
- グラフィックアダプタに関するエラーメッセージが表示されるという PRO100 v5.20 の問題を解決しました。
- Condacam 3.1 でオブジェクトを選択またはハイライトするときに表示されるグラフィックアーチファクトの問題を解決しました。
- FVWM2 を使用した openSUSE 15.2 でウィンドウをドラッグした後に、グラフィックアーチファクトが発生し、仮想マシンが応答しなくなるという問題を解決しました。
- Ubuntu 16.04 で、シャドウの位置に黒い四角形が表示される問題を解決しました。
その他
- Solid Edge、Citrix、Insignia Approver および TopSolid 2020 v6.21 を仮想マシンで実行しているときに、パフォーマンスが低下する問題を解決しました。
- ユーザーがファイルを開こうとすると、Virtual Worlds がクラッシュする問題を解決しました。
- pCon.planner 8.3 Update 2 で、画像をプレビューしたり、その画像を PDF に出力したりできない問題を解決しました。
- 外部スクリーン上の Windows で Microsoft PowerPoint のプレゼンテーションモードが動作しない問題を解決しました。
- PaletteCAD v10 および ParaVIEW で仮想マシンが起動しない問題を解決しました。
- Ubuntu 20.04 仮想マシンで、Chrome Web ブラウザーに空白のウィンドウが表示される問題を解決しました。
- Siemens NX 12 アプリケーションで「内部エラー: メモリアクセス違反」というエラーメッセージが表示される問題を解決しました。
- 「Polycom Real Presence」を使用するときに仮想マシンがフリーズする問題を解決しました。
- AutoCad で共有フォルダーにあるプロジェクトが「読み取り専用」で開かれる問題を解決しました。
- Parallels Tools をインストールするときに、Bosch Video Security が動作しない問題を解決しました。
- Windows 仮想マシンに PROFIS Detection をインストールできない問題を解決しました。
Windows
- macOS 10.15 Catalina を搭載した Mac で Windows 10 仮想マシンが起動し、時々 Mac がブロックされる問題を解決しました。
- Windows の起動中に Windows 8.1 仮想マシンが停止するというまれに発生する問題を解決しました。
- 仮想マシンに Windows 10 Insider Preview ビルド 20175 をインストールできない問題を解決しました。
- Sidecar と併用するときに Windows 10 仮想マシンが定期的にフリーズする問題を解決しました。
- RDP 経由で仮想マシンに接続するときに、グラフィックアーチファクトが表示される問題を解決しました。
- 仮想マシン構成でネットワークアダプタタイプを変更した後に、Windows がインターネットに接続できず、前のネットワークアダプタが表示される問題を解決しました。
- 仮想マシン構成でネットワークアダプタを変更した後に、Windows 仮想マシンがシャットダウンしない場合があるという問題を解決しました。
Linux
- CentOS 7 では Parallels Tools for Linux で dracut のエラーが発生する問題を解決しました。
- NDI カメラで Zoom を使用しているときに Ubuntu 仮想マシンがクラッシュする問題を解決しました。
- 外部ハードディスクとの間で大きいファイルをコピーしているときに、Linux 仮想マシンが停止する問題を解決しました。
- 外部ディスクから Linux 仮想マシンにファイルをコピーできず、「cp: コピー中に置換されたため、ファイル <> をスキップしています」というエラーメッセージが表示される問題を解決しました。
macOS
- macOS 仮想マシンでの低品質音声の問題を解決しました。
- 仮想マシンに Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server および Mac OS X 10.11 El Capitan をインストールできないというまれに発生する問題を解決しました。
- Mac の内蔵ディスクに十分な空き領域がない場合、大量のディスク領域がある外部ディスクで macOS インストールディスクを作成できない問題を解決しました。
- OS X 10.7 Lion 仮想マシンで Parallels Tools for macOS が自動的に更新されない問題を解決しました。
印刷
- PDF に出力」(Mac Desktop)を使用して仮想マシンから文書を印刷するときに文字の間隔が正しくない問題を解決しました。
デバイス
- Windows 10 で時々マイクが機能しない問題を解決しました。
- Windows で iLock USB キーを使用できない問題を解決しました。
- キーボードシンボルの「§」と「<」が入れ替わる問題を解決しました。
- キーボードシンボルの「\」と「<」が入れ替わる問題を解決しました。
- ハンガリー語のキーボードレイアウトで「0」と「í」シンボルの問題を解決しました。
- ドイツ語キーボードレイアウトの問題(”<”の代わりに”^”が入力されたり、”,”の代わりに”<”が入力されたりする)を解決しました 。
ゲーム
- 仮想マシンで Crucible が動作しない問題を解決しました。
- Construct 2 ゲームエンジン、Kingdom Rush Frontiers、Crossout、Minecraft Java Edition v1.12.2 でのグラフィックアーチファクトの問題を解決しました。
- City of Heroes でテクスチャが正しくレンダリングされない問題を解決しました。
その他
- 「ディスク領域の解放」操作を中断した後に、仮想マシンで時々 Mac がフリーズする問題を解決しました。
- Parallels Desktop が起動せず、「Parallels サービスに接続できません」 というエラーメッセージが表示される、まれに発生する問題を解決しました。
- Windows XP 仮想マシンで Mac ファイルフォルダーを削除できない問題を解決しました。
- 古い OS X 仮想マシン(Snow Leopard Server など)のウィンドウサイズを変更しても、画面の解像度が変わらない問題を解決しました。
- 仮想マシンをシャットダウンして Parallels Desktop を終了しようとすると、まれに Parallels Desktop が応答しなくなる問題を解決しました。
- Parallels Tools における変更を有効にするために、仮想マシンの再起動が繰り返し要求されるという、まれに発生する問題を解決しました。
- まれに”Failed to install driverprl_dd.”というエラーメッセージが表示され、Parallels Tools の更新が失敗するという問題を解決しました。
- 共有プロファイルが機能せず、「\\Mac\Home\Desktop にアクセスできません」というエラーメッセージが表示される、まれに発生する問題を解決しました。
- macOS 10.15 Catalina 以降の仮想マシンの仮想ハードディスクのデフォルトサイズが 256 GB に増えました。
- macOS 11 Big Sur 以降の仮想マシンに割り当てられた RAM のデフォルト容量が 4 GB に増えました。
- Ubuntu 17.10 以降の仮想マシンに割り当てられたメモリおよびグラフィックメモリのデフォルト容量がそれぞれ 4 GB と 256 MB に増えました。
Was this article helpful?
Tell us how we can improve it.