ターミナルサーバー] ビューの [スケジューラー] タブページでは、スケジュールに従ってサーバーを再起動、または一時的に無効することができます。
新しいスケジューラータスクの作成または既存のスケジューラータスクの変更を行うには、次の操作を実行します:
- RAS コンソールで、[ファーム] / <サーバー名> / [ターミナルサーバー] に移動します。
- 右ペインで、[スケジューラー] タブをクリックします。
新しいタスクを作成するには、[タスク] ドロップダウンメニューで [追加] をクリックし、 目的のタスクを次のオプションから選択します:
- サーバーを無効化
- サーバーグループを無効化
- サーバーを再起動
- サーバーグループを再起動
既存のタスクを変更するには、対象のタスクを右クリックし、コンテキストメニューで [プロパティ] を選択します。タスクを削除するには、対象のタスクを右クリックして [削除] を 選択します。
- スケジュールプロパティのダイアログに表示されるオプションは、[タスク] > [追加] ドロップダウンメニューで選択するタスクタイプに応じて少し異なります。次の手順では、その違いについても説明します。
- [スケジュールを有効化] を選択してタスクを有効にします。
- タスク名、対象サーバー (グループタスクを選択した場合はサーバーグループ)、および説明 (オプション) を指定します。
- 開始日、開始時刻、期間、およびスコープ ([リピート] プロパティ) を指定します。[リピート] ドロップダウンボックスで [使用しない] を選択した場合、タスクは 1 回のみ実行されます。
[ユーザーメッセージを通知] ボックスでは、タスクを実行する前にユーザーに送信するメッセージを入力できます ([メッセージを送付する [ ] 後にアクションをトリガー] ドロップダウンリストを使用して時間を選択できます)。
[オプション] セクションに表示されるオプションは、タスクタイプに応じて異なります。
- タスクが [サーバーを無効化] または [サーバーグループを無効化] の場合、利用可能な オプションは [無効時の処理] です。これを使用して、アクティブなセッション状態をど のように処理するかを指定できます。
- タスクが [サーバーを再起動] または [サーバーグループを再起動] の場合、利用可能な オプションは [ドレインモードを有効化] と [強制的にサーバーを再起動するまで後] です (これらのオプションは連携して動作します)。ドレインモードを選択した場合、次のように動作します。タスクがトリガーされると、サーバーへの新しい接続は拒否されますが、アクティブな接続は引き続き実行されます。すべてのアクティブなユーザーがセッションを終了した時、またはサーバーの再起動を強制する時間になった時のどちらか早い時点で、サーバーが再起動されます。アクティブなユーザーが作業内容を失わないように、[ユーザーメッセージを通知] ボックスで、作業内容を保存してログオフするように指示するメッセージを指定します。以下の「ターミナルサーバーのドレインモードの例」サブセクションも参照してください。
- [OK] をクリックし、変更内容を保存してダイアログを閉じます。
ターミナルサーバーのドレインモードの例
例 1: ドレインモードなしでサーバーグループを再起動するようにスケジュールする サーバーグループに次の 3 つのサーバーが含まれる: A、B、C
- 日付: 2015/07/24
- 開始時刻: 午前 10:45
- メッセージを送信: 2 分前
サーバーの再起動タスクがトリガーされる 2 分前に、アクティブなセッションを持つユーザーに通知が送信されます。
例 2: ドレインモードを有効にしてサーバーグループを再起動するようにスケジュールする サーバーグループに次の 3 つのサーバーが含まれる: A、B、C
- 日付: 2015/07/24
- 開始時刻: 午前 10:45
- ドレインモード: 有効
- 強制的にサーバーを再起動するまで後: 3 時間
- メッセージを送信: 2 分前
サーバーの再起動タスクがトリガーされる 2 分前にセッションユーザーに通知が送信されます。
タスクがトリガーされたときの動作:
- サーバーでドレインモードが有効になります。
- サーバー A と B にはアクティブなセッションや切断されたセッションが存在しないため、それらのサーバーは直ちに再起動されます。
サーバー C には、開いている/切断されたセッションがまだ存在するため、サーバー C は、すべてのユーザーがセッションを終了するまで引き続き実行されます。3 時間経過してもサーバーにアクティブなセッションがまだ存在する場合、そのセッションは終了し、サーバーは再起動されます。
注意: [コンピューターの構成] / [管理用テンプレート] / [Windows コンポーネント] / [リモートデスクトップサービス] / [リモートデスクトップセッションホスト] / [接続] / [ユーザーがリモートデスクトップサービスを使ってリモート接続することを許可する] は [未構成] に設定されている必要があります。それ以外の場合、この設定が優先されます。
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