Parallels Remote Application Server コンソールから HALB を構成する前に、VMware、Hyper-V、Virtual Box のいずれかのハイパーバイザープラットフォームを使用して、アプライアンスをインポートする必要があります。アプライアンスは、事前に構成された仮想マシンです (オペレーティングシステムと他の関連設定が含まれます) 。
ハイパーバイザーの前提条件の詳細については、こちら を参照してください。
ステージ 1: HALB アプライアンスのインストールおよび構成
HALB アプライアンスは、Remote Application Server と同じローカルネットワーク内のマシン上で動作しているハイパーバイザーにインポートする必要があります。以下の手順に従って、サポートされるハイパーバイザーに HALB アプライアンスをインポートします。
- 必要な HALB パッケージ (OVA ファイル、VMDK ファイル、VHD ファイルのいずれか) をウェブサイトからダウンロードします。
- 必要に応じて、VMDK ファイルまたは VHD ファイルを解凍します。
- 仮想化プラットフォームの管理コンソールから VMDK ファイル、OVA ファイル、VHD ファイルのいずれかをインポートします。
- 新しいアプライアンスを起動 (ブート) します。
ネットワーク設定を行い、[Apply] をクリックして続行します。
構成コンソールが表示されます。これにより HALB アプライアンスを Remote Application Server ファームに追加することができます。
注: HALB デバイスのログイン資格情報を変更するには、ベストプラクティスに基づいた こちら の手順を実行します。
ステージ 2: Remote Application Server からの HALB アプライアンスの追加
HALB アプライアンスをインストールした後、Remote Application Server ファームからアプライアンスを設定する必要があります。
以下の手順に従って HALB アプライアンスを設定します。
- コンソールにログインします。
- [ファーム] > [HALB] に移動します。
- [HALB を有効化] チェックボックスをオンにします。
- 最初のフィールドに仮想 IP (共有 IP) を入力します。この IP は、クライアントの接続先の IP です。HALB アプライアンスで使用されているフローティング IP を使用することもできます。
- 適切なサブネットマスクを入力します。
- ロードバランス用の通常のゲートウェイ接続の場合は、[LB ゲートウェイペイロード] チェックボックスをオンにして、[構成] をクリックします。
- [HALB 構成] ウィンドウから、Remote Application Server が HALB アプライアンスを使用してロードバランスを行うゲートウェイを選択し、[OK] をクリックします。
- 次に SSL 接続でロードバランスを行う場合には、[LB SSL ペイロード] チェックボックスをオンにして、[構成] をクリックします。
- [モード] ドロップダウンで選択したモードにより、SSL 暗号化解除プロセスを実行するかどうかを指定します。デフォルトでは、SSL 接続はゲートウェイに直接トンネリングされ (パススルーとも呼ぶ) 、そこで SSL 暗号化解除プロセスが実行されます。
- SSL 暗号化解除プロセスを HALB アプライアンスで実行するように設定するには、[SSL オフローディング] モードを選択し、[構成] をクリックします。このモードでは、構成された HALB アプライアンスに SSL 証明書がインストールされている必要があります。
上記のウィンドウから、SSL オフロード用に SSL 証明書を HALB アプライアンスにアップロードします。この証明書は、自己署名証明書か、登録済みの認証局から取得した証明書のいずれかになります。
- ドロップダウンのオプションから [許可される SSL バージョン] を選択します。
- [新しい証明書発行] をクリックし、必要な詳細情報を入力します。
または、次の手順に従って、信頼された機関から証明書を設定します。
- [証明書要求の作成] をクリックします。
- 詳細情報を入力して [保存] をクリックし、証明書要求ウィンドウを開きます。
- [コピー] をクリックして要求をコピーします。この証明書要求を認証局に送信する必要があります。
- 認証局から SSL 証明書を受け取ったら、[パブリックキーのインポート] をクリックし、パブリックキーが含まれる証明書ファイルを参照し、[開く] をクリックします。
- [OK] をクリックして設定を保存します。
完了した後、このファームで管理するすべての HALB アプライアンスの追加に進みます。上の図に示されているプラスアイコンをクリックし、[HALB デバイスの追加] ウィンドウを開きます。
Remote Application Server は、ネットワーク上の HALB アプライアンスを検出し、それらをリストとして表示できます。検出された HALB アプライアンスをこのリストから選択することで、新しいアプライアンスを追加することをお勧めします。何らかの理由でアプライアンスを検出できない場合は、アプライアンスの IP を [IP アドレス] フィールドに指定することでアプライアンスを手動で追加することもできます。[OK] をクリックして構成を適用します。
[OK] ボタンを押すと、アプライアンスが初期化され、リストに追加されます。
- 最後に、[適用] をクリックし、追加したすべての HALB アプライアンスに構成を適用します。
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