注意: ゲートウェイで HTML5 サポートを有効にするには、SSL / TLS を有効化する必要があります。HTML5 サポートが RAS Secure Client ゲートウェイ で有効になっている場合、ユーザーはHTML5 対応のウェブブラウザーで公開済みのアプリケーションを起動して操作できます。Remote Application Server クライアントソフトウェアは不要です。
HTML5 ゲートウェイの要件
HTML5 ゲートウェイを適切に実装するには、次の要件を満たす必要があります。
- RAS Secure Client ゲートウェイを展開している
- RAS Secure Client ゲートウェイは SSL 証明書をインポートすることにより、セキュリティが確保されている
- HTML5 ゲートウェイへのアクセスは HTML5 対応ブラウザーを使用している
RAS Secure Client ゲートウェイでの SSL 暗号化の有効化
Secure Client ゲートウェイでは SSL 暗号化を有効化できます。次の 2 種類の SSL 証明書をインポートできます。
- 自己署名証明書
- 認証局によって署名された商用証明書
自己署名証明書をインポートするには、次の手順を実行します。
- ゲートウェイプロパティの [SSL / TLS] タブに移動します。
- [SSL 有効化] オプションを選択し、ポート番号 (デフォルトは 443) を設定します。
- [新しい証明書発行] をクリックし、必要な詳細情報を入力します。
- [保存] をクリックし、すべての詳細情報を保存し、新しい自己署名証明書を生成します。[キーファイル] と [証明ファイル] のデータは自動的に読み込まれます。
- [OK] をクリックしてオプションを保存します。
商用証明書は、この設定でプライベートキーと実際の証明書をインポートします。
ゲートウェイでの HTML5 サポートの有効化
ゲートウェイで HTML5 サポートを有効にするには、次の手順を実行します。
- [HTML5] タブの [HTML5 接続を有効化] オプションを選択します。
HTML 5 モジュールに接続するためにゲートウェイで使用する [ポート] を指定することもできます。
実行後、HTML5 ゲートウェイのセットアップが完了し、準備が整います。
HTML5 インターフェイスへのアクセス
ゲートウェイの HTML5 インターフェイスに接続し、公開済みのリソースにアクセスするには、次の手順を実行します。
HTML5 対応のウェブブラウザーで、次の URL を開きます。
https://[ホスト名]/RASHTML5Gateway
- ログインページで、ユーザー名とパスワードを指定して、[ログイン] をクリックします。
- 公開済みのリソースが、ブラウザーに一覧表示されます。
- アプリケーションを起動するには、アプリケーションのアイコンをダブルクリックします。アプリケーションはブラウザー内で実行され、RDP 環境 やローカル環境で実行されている場合と同様に表示されます。
リモートアプリケーションとローカルコンピューターとの間で、テキストのコピー&ペーストができます。このためには、次の手順を実行します。
- ブラウザーウィンドウの右側のツールバーをクリックします。この操作によりリモートクリップボード ウィンドウが開きます。
テキストをローカルコンピューターからリモートアプリケーションにコピーするには、テキストをリモートクリップボードに入力します (または貼り付けます) 。入力された (貼り付けられた) テキストは、自動的にリモートコンピューターのクリップボードに保存されるため、標準の貼り付けコマンド (Ctrl+V など) を使用して、テキストをリモートアプリケーションに貼り付けることができます。
- テキストをリモートアプリケーションからリモートクリップボードにコピーするには、テキストを選択して、標準のコピーコマンド (Ctrl+C など) を使用します。テキストはリモートクリップボードに表示され、そこからアプリケーションにローカルに貼り付けできます。
Remote Application Server HTML5 インターフェイスのメインメニューには、次の設定項目があります:
- [設定]: サウンド、リダイレクション、およびキーボードの互換設定を変更できます。
- [パスワード変更]: パスワードを変更できます。
- [ログアウト]: HTML5 ゲートウェイからログアウトします。
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