注:このガイドの正しく実行するには、リモートデスクトップサーバーからリソースを公開する手順が必要になります。結果として、ターミナルサービスのある Windows 2003 か、RDS サービスを使用し、RDS CAL が利用可能な Windows 2008 以降が必要になります。
リモートデスクトップサービスの設定に関する詳細は、こちらでご覧ください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc770412.aspx
製品の構成
Parallels Remote Application Server はコンソールから構成および管理できます。ログインするとコンソールが表示され、そこで構成および設定を行うことができます。
コンソールでは次のような項目が表示されます。
このセクションにはすべての構成カテゴリーが含まれます。
この情報バーの左側にはサイトが表示され、右側には現在ログインしているユーザーが表示されます。
このツールバーから公開ウィザードを起動できます。
ファームと公開のカテゴリーでのみ利用でき、ナビゲーションツリーを使用して、該当カテゴリーに関連するオブジェクトを参照できます。
このセクションには、ファーム内のサーバー、公開済みのアプリケーションのプロパティなど、選択したオブジェクトまたはカテゴリーのプロパティが表示されます。
- このセクションには、最新のコンソール通知が表示されます。
ファームへのバックエンドサーバーの追加
コンソールを開いたら、最初にこのファーム内のバックエンドリソースを構成します。通常の配置の場合は、RDS ホストの役割を実行するターミナルサーバーか、VDI ホストのいずれかから行います。
ターミナルサーバーの追加
[ファーム] カテゴリーを選択し、ナビゲーションツリーから [ターミナルサーバー] をクリックします。
[タスク] ドロップダウンメニューから [追加] を選択し、セットアップウィザードを起動します。プロンプトが表示されたら、サーバーの FQDN または IP を入力します。この場合は、Parallels Remote Application Server サーバーの IP アドレスを入力し、[次へ] をクリックします。
次の手順で、Parallels Remote Application Server は Agent がサーバーにインストールされているかどうかを確認します。確認したら、[追加] をクリックして、サーバーをファームに追加します。
リソースの公開
バックエンドリソースを構成したら、この新しい Parallels Remote Application Server からリソースを公開します。
デモ用として、次の項目を公開します。
- ターミナルサーバーのデスクトップ
- 公開済みのアプリケーション:メモ帳
ターミナルサーバーからのデスクトップの公開
デスクトップの公開は次の手順で行います。VDI ホストから公開する場合も、同じ手順が適用されます。
[公開] カテゴリーを選択し、上部のナビゲーションバーから [デスクトップ] アイコンをクリックして、デスクトップ公開ウィザードを起動します。
ウィザードの最初の手順で [ターミナルサーバーデスクトップ] を選択し、[次へ] をクリックします。
ウィザードの 2 番目の手順では、どのターミナルサーバーからデスクトップを公開するかを指定します。デスクトップの公開元として、[ファーム内の全サーバー(All Servers in Farm)]、[サーバーグループ]、またはいくつかの [個々のサーバー] を指定できます(以下のスクリーンショットを参照)。
ウィザードの 3 番目の手順では、[デスクトップ] セクションで氏名と説明を指定します。同じセクションにある [アイコン変更] ボタンをクリックして、異なるアイコンを構成することもできます。[コンソールに接続] オプションを選択すると、公開デスクトップに接続されたユーザーは、バーチャルデスクトップセッションではなくターミナルサーバーのコンソールに接続されます。
[デスクトップサイズ] セクションでは、デスクトップの解像度を指定することもできます。
- [完了] をクリックしてデスクトップを公開します。
ターミナルサーバーからのアプリケーションの公開
アプリケーションの公開は次の手順で行います。
[公開] カテゴリーを開き、上部のナビゲーションバーから [アプリケーション] アイコンをクリックします。
ウィザードの最初の手順で [ターミナルサーバー] を選択し、[次へ] をクリックします。
ウィザードの 2 番目の手順で、公開するアプリケーションのタイプを選択します。次のオプションがあります。
- [1つのアプリケーション]:実行ファイルのパスなど、アプリケーション設定をユーザー自身ですべて構成するには、このオプションを選択します。
- [導入されたアプリケーション]:サーバーにすでにインストールされているアプリケーションを公開するには、このオプションを選択します。つまり、すべてのアプリケーション設定が自動的に構成されます。
- [既存のアプリケーション]:Windows エクスプローラーなど、日常的に使用する Windows アプリケーションを公開するには、このオプションを選択します。
ウィザードの 3 番目の手順では、どのターミナルサーバーからアプリケーションを公開するかを指定します。デスクトップの公開元として、[ファーム内の全サーバー(All Servers in Farm)]、[サーバーグループ]、またはいくつかの [個々のサーバー] を指定できます。
ウィザードの 4 番目の手順で [導入されたアプリケーション] または [既存のアプリケーション] を選択した場合、アプリケーション名にチェックを入れて、公開するアプリケーションを選択し、[完了] をクリックしてアプリケーションを公開する必要があります。
[1つのアプリケーション] を構成する場合は、[アプリケーション] パスを入力する必要があります。
公開済みアプリケーションへのアクセス
上記の手順が完了したら、次の手順を実行することで、公開済みリソースに Parallels クライアント経由でリモートでアクセスできるようになります。
- リモートマシンに Windows クライアントをインストールします。
- マシンの IP アドレスに接続するために、新しい接続を設定します。
- 認証情報を入力します。
- リソースが利用可能になります。
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