Parallels Desktop の共有ツールの全般的な情報
Parallels Desktop では、Mac OS とホスト Windows ゲスト OS を密接に統合できます。この機能を使用するには、仮想マシンに Parallels Tools をインストールし、仮想マシンの構成の [セキュリティ] ペインで [Mac を Windows から分離する] オプションを*無効*にする必要があります。
共有フォルダツール
共有フォルダツールを使用すると、Mac のフォルダを仮想マシンと共有できます。その逆も同様です。このツールを使用すると、仮想マシンから Mac フォルダにアクセスし、Mac OS X から仮想マシンのフォルダにアクセスできます。共有するカスタムフォルダを選択することもできます。
共有フォルダツールを有効にするには、次の手順に従います。
1.仮想マシンのウィンドウを開きます([スタート] はクリックしません)。
2.仮想マシンの構成を開き、[オプション] タブ > [共有] に切り替えます。
3.[共有フォルダ] を希望の値に設定します。
4.必要に応じて、[カスタムフォルダ] を選択します。
Windows フォルダを Mac と共有する場合は、[Windows の共有] ペインで、[Access Windows folders from Mac(Mac から Windows フォルダにアクセス)] と [Mount virtual disks to Mac desktop(仮想ディスクと Mac デスクトップにマウント)] をオンにします。Windows のボリュームが Mac デスクトップに表示されます。
共有プロファイル ツール
共有プロファイル ツールを使用すると、Mac のデスクトップ、ピクチャ、書類、ダウンロード、ミュージック、ビデオを仮想マシンと共有できるため、このそれぞれに Windows から直接アクセスできるようになります。
このツールが有効な場合、仮想マシンのデスクトップには Mac OS X デスクトップに存在するアイコンが表示され、[マイドキュメント] フォルダには Mac の [書類] フォルダに格納されているアイテムが含まれます。その他のフォルダも、同様に動作するため、Windows のホームフォルダは Mac のホームフォルダにリンクされます。
警告:Mac OS X デスクトップの共有が有効な場合にいずれかの Mac OS X ファイルを Windows デスクトップから削除すると、そのファイルは Mac OS X のゴミ箱や Windows のごみ箱には移動されません。そのファイルは、コンピューターから完全に削除されます。
注意:共有プロファイル機能を有効にするには、すべての Mac ディスク、または少なくとも Mac ホームフォルダを共有する必要があります。
共有プロファイルツールを有効にするには、次の手順に従います。
1.仮想マシンのウィンドウを開きます([スタート] はクリックしません)。
2.仮想マシンの構成を開き、[オプション] タブ > [共有] に切り替えます。
3.[共有プロファイル] チェックボックスをオンにして、[フォルダを共有] から [すべてのディスク] / [ホームフォルダのみ] に変更します。
共有クラウド
Parallels Desktop では、iCloud、PhotoStream、DropBox、GoogleDrive、SkyDrive などお好きなクラウドサービスを使って、簡単に Mac と Windows 仮想マシン間でデータを共有できます。データが重複することはありません。
詳しくは、この記事をご覧ください。
SmartMount Tool
SmartMount を使用し、自動的にストレージデバイスやボリュームを Windows にマウントするよう Parallels Desktop で設定できます。そうすると、Mac OS X と Windows の両方からコンテンツにアクセスできます。
SmartMount が有効になっていると、これらのアイテムは Windows に自動的にマウントされます。
- リムーバブルドライブ:USB ハードディスクや USB フラッシュドライブなどの外部ストレージデバイス。
- CD/DVD ドライブ:CD、DVD ドライブまたは CD/DVD イメージ(一般的に.dmg、.iso、.img の拡張子が付いたファイル)。
- ネットワークフォルダ:ネットワークで共有されるフォルダ。
SmartMount Tool を有効にするには、次の手順に従います。
1.仮想マシンのウィンドウを開きます([スタート] はクリックしません)。
2.仮想マシンの構成を開き、[オプション] タブ > [共有] に切り替えます。
3.[SmartMount] チェックボックスをオンにします。
共有アプリケーションツール
Windows から Mac OS X アプリケーションにアクセスしたり、Mac OS X から Windows アプリケーションにアクセスしたりできます。たとえば、Windows アプリケーションの [開く] メニューを使用してファイルを探し、後から Mac OS X アプリケーションでファイルを開くこともできます。共有アプリケーションツールを使用すると、一部の種類のファイルに対してデフォルトのアプリケーションを指定できるようになります。これにより、この種類のファイルをデフォルトで Windows アプリケーションで開き、それ以外のファイルを Mac OS で開くことができます。
共有アプリケーションツールを有効にするには、次の手順に従います。
1.仮想マシンのウィンドウを開きます([スタート] はクリックしません)。
2.仮想マシンの構成を開き、[オプション] タブ > [アプリケーション] に切り替えます。
3.[Share Windows applications with Mac(Windows アプリケーションを Mac と共有)] および/または [Share Mac applications with Windows(Mac アプリケーションを Windows と共有)] をオンにします。
共有インターネットアプリケーションツール
共有インターネットアプリケーションツールを使用すると、仮想マシンにインストールされているインターネットブラウザを含むブラウザを、さまざまな種類のインターネットページのデフォルトのインターネットブラウザとして指定できます。たとえば、インターネットのページを Mac OS X のデフォルトのインターネットブラウザで開き、FTP のページを仮想マシンのインターネットブラウザで開くように設定できます。
共有インターネットアプリケーションツールを設定するには、次の手順に従います。
1.仮想マシンのウィンドウを開きます([スタート] はクリックしません)。
2.仮想マシンの構成を開き、[オプション] タブ > [アプリケーション] に切り替えます。
3.[Web ページ]、[メール] を任意の値に設定します。
4.より詳しい構成については、[その他のアプリケーション] ボタンを使用します。
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