Parallels RAS バージョン 17 では、事前起動セッションオプションが追加されました。
通常、ユーザーがリモートアプリケーションを開くときには、まず Windows セッションを起動する必要があります。Windows セッションの起動には時間がかかるので、ユーザーはアプリケーションが起動するまで待つことになります。事前起動セッションにより、ユーザーが実際にアプリケーションを開く前にセッションが前もって起動されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
このオプションは、Parallels Client から、または Parallels RAS Console の RAS ポリシーから有効にできます。
[基本] モードまたは [マシンラーニング] モードで有効にできます。
- [基本]: ユーザーがアプリケーションのリストを取得した時点で、セッションの事前起動が行われます。数分以内にユーザーがアプリケーションを開くことが前提になっています。セッションは、10 分間アクティブな状態になります。その時間内にユーザーがアプリケーションを開かないと、クライアントがセッションから切断されます。
- [マシンラーニング]: ユーザーがアプリケーションのリストを取得すると、その行動に基づいてセッションの事前起動が行われます。このオプションを有効にすると、ユーザーが特定の曜日にアプリケーションを起動する行動を Parallels Client が記録して分析します。ユーザーが通常アプリケーションを開く数分前に、セッションを開始します。
セッションの事前起動はバックグラウンドで実行されるので、ユーザーが画面上でウィンドウやメッセージボックスを見ることはありません。ユーザーがアプリケーションを開くと、通常どおり専用のウィンドウにアプリケーションが表示されます。
[セッションの事前起動を行わない] で、事前起動を使用しない日付を指定できます。プラス記号のアイコンをクリックして、日付を選択してください。このリストに複数の項目を組み込めます。
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