ファームとサイトを管理できる複数の Parallels Remote Application Server 管理者を指定できます。 必要に応じて、特定のカテゴリおよびサイトへのアクセスを制限するように権限を設定できます。
Parallels Remote Application Server を Active Directory 環境にインストールする場合、昇格された権限とインストールディレクトリへの書き込みアクセス権を持つユーザーを Parallels Remote Application Server 管理者として設定できます。
Parallels Remote Application Server をスタンドアロンマシンにインストールする場合、昇格された権限とインストールディレクトリへの書き込みアクセス権を持つユーザーを Parallels Remote Application Server 管理者として設定できます。
デフォルトの Parallels Remote Application Server 管理者
初めて RAS Console にログインしたときに指定したユーザーは、自動的にすべての権限が付与され、ファーム内のすべてのタスクを実行できます。ファームには、すべて許可された 1 人以上の有効な管理者が常に必要です。
管理者アカウントの追加
管理者アカウントを Parallels Remote Application Server に追加するには、次の操作を実行します:
- RAS コンソール で、[管理] カテゴリを選択して、右側のペインの [管理] タブをクリックします。
- [タスク] ドロップダウンメニューをクリックして、[追加] を選択します。
- [管理者のプロパティ] ダイアログボックスが開きます。
- ユーザー名、メールアドレス、携帯電話番号を指定します。
- [許可] フィールドでは、このユーザーの権限を設定できます。デフォルトでは、[すべて許可] オプションが選択されています。特定の権限を付与するには、[許可の変更] ボタンをクリックします。
- [システム通知の受領方法] ドロップダウンリストで、[メール] を選択します。これにより、指定されたメールアドレスにすべてのシステム通知が送信されます。このアカウントへのメールシステム通知を無効にするには、[なし] を選択します。
- [OK] をクリックして、新しい管理者アカウントを追加します。
管理者アカウントの権限の設定
管理者権限は、新しい管理者アカウントの作成時に設定できます。また、[プロパティ] から、既存のアカウントの管理者権限を設定することもできます。
権限はカテゴリごと (ファーム、公開、ユニバーサルプリントなど)、さらにサイトごとに割り当てることができます。
管理者がすべてのカテゴリ、サイト、およびファーム内のグローバル設定を変更できるようにするには、[すべて許可] オプションを選択します。
[サイト許可] セクションで 1 つ以上のオプションを選択し、次にこれらの権限を適用する 1 つ以上のサイトを選択します。次の権限を管理者に付与できます。
- すべて許可: ファームのすべてのカテゴリ、サイト、グローバル設定を変更できます。
- サイトの変更を許可: カテゴリ ([サイト]、[ロードバランス]、[ユニバーサルプリント]、[ユニバーサルスキャン]) を変更できます。
- 公開の変更を許可: [公開] カテゴリを変更できます。
- 接続の変更を許可: [接続] カテゴリを変更できます。
- RAS レポート作成機能の表示を許可: RAS レポートエンジン によって作成されたレポートを 表示できます。
- サイト情報へのアクセスを許可: サイト情報を表示できます (変更はできません)。
- セッション管理を許可: セッションの実行を管理できます。
- クライアント管理の変更を許可: [クライアントマネージャー] カテゴリを変更できます。
- 情報へのアクセスを許可: 読み取り専用の [情報] カテゴリを表示できます。
管理者アカウントの管理
管理者のアカウントを表示および変更するには、次の操作を実行します:
- RAS コンソール で、[管理] カテゴリを選択し、[管理] タブをクリックします。
- アカウントを右クリックし、コンテキストメニューで [プロパティ] を選択します。
- [管理者のプロパティ] ダイアログを使用して、必要な情報を変更します。
管理者のログオフ
管理者がカテゴリ (ユニバーサルプリントなど) にアクセスすると、そのカテゴリは他のすべての管理者に対してロックされます。したがって、ロックされたカテゴリに別の管理者がアクセスすると、オブジェクトがロックされているというエラーがその管理者に表示されます。
ロックを解除する必要がある場合、次の手順を実行できます:
- [管理] タブページで [タスク] ドロップダウンメニューをクリックし、[セッションを表示] を選択します。
- [セッション] ダイアログで、カテゴリをロックしている管理者を選択し、[メッセージを送付する] をクリックしてその管理者と連絡をとるか、[ログオフ] をクリックします。
管理者用インスタントメッセージの使用
同じファームにログオンしている Parallels Remote Application Server 管理者は、組み込みのインスタントメッセンジャーを使用して互いに通信できます。 別の管理者 (またはログオンしているすべての管理者) とインスタントメッセンジャーを使用して通信するには、次の操作を実行します:
- RAS コンソール で [管理] カテゴリーを選択します。
- ユーザー名 (コンソール画面の右上隅) の横のドロップダウンメニューを展開して、[メッセージを送付する] をクリックします。
- [Parallels Remote Application Server チャット] ウィンドウが開きます。
メッセージを送信するには、次の操作を実行します:
- 下部の入力パネルにメッセージテキストを入力します。
- [ログオン済みの管理者] リストボックスで、メッセージの送信先として特定の管理者を選択します。ログオンしているすべての管理者にメッセージを送信するには、[全て] を選択します。
- [送信] をクリックします。
- [メッセージ] パネルには、メッセージ履歴が表示されます。履歴を消去するには、[すべてをクリア] をクリックします。
- チャット履歴に (自分のメッセージだけでなく) すべての管理者間のメッセージを表示することもできます。それには、コンソールで [管理] ノードを選択してから、[チャット履歴] タブを選択します。
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