仮想マシンのメモリ(RAM)を変更する方法

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Parallels Desktop 17 以降における仮想マシンの RAM 容量変更


注: Parallels Desktop 17 以降では、自動リソースマネージャー機能の使用を推奨します。Parallels Desktop 17 では、仮想マシンを起動する前に Mac のハードウェアを評価し、必要に応じてリソースを割り当てることができます。これにより、すぐに使用可能な環境を提供します。この機能が有効になっていることを確認するには、仮想マシンをシャットダウンし、仮想マシンで、[構成] > [ハードウェア] > [CPU およびメモリ] > [自動(推奨)] オプションが選択されていることを確認します。


仮想マシンのメモリを手動で変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 仮想マシンをシャットダウンします(メニューバーで [処理] > [シャットダウン] を選択します)。
  2. 仮想マシンの [構成] > [ハードウェア] > [CPU およびメモリ] > [手動] を開きます。
  3. ドロップダウンメニューで値を選択して、必要な RAM 容量を設定します。

    注: Parallels Desktop 17 およびそれ以前のバージョンでは、カスタムの RAM 容量を設定することができますが、設定値を 1024 の倍数(1024、2048、3072 など)にしておくことを強くお勧めします。そうでない場合、Windows の動作が不安定になる可能性があります。Mac に搭載されている物理 RAM の半分以上の容量を割り当てないよう強くお勧めします。Mac と仮想マシンの両方のパフォーマンスが大幅に低下するおそれがあります。

  4. [構成] ウィンドウを閉じて、仮想マシンを起動します。

Parallels Desktop 16 以降における仮想マシンの RAM 容量変更

仮想マシンのメモリを手動で変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 仮想マシンをシャットダウンします(メニューバーで [処理] > [シャットダウン] を選択します)。
  2. 仮想マシンの [構成] > [ハードウェア] > [CPU およびメモリ] を開きます。
  3. ドロップダウンメニューで値を選択して、必要な RAM 容量を設定します。

    注: 設定値を推奨の範囲内に維持することを強くお勧めします。推奨される容量を超える RAM を割り当てると、Mac と仮想マシンの両方のパフォーマンスが大幅に低下するおそれがあります。

  4. [構成] ウィンドウを閉じて、仮想マシンを起動します。

Parallels Desktop のメモリ要件

ご利用の Parallels Desktop バージョンのシステム要件を参照し、Mac で Parallels Desktop 仮想マシンを実行するために必要な RAM 容量を確認してください。システム要件は、ユーザーガイドまたは KB 124223 で参照できます。

推奨されるメモリ容量

仮想マシンに割り当てることができるメモリ容量は、Mac コンピューターに搭載されている RAM の総容量によって異なります(Mac のメモリを確認するには、Apple ロゴ > [この Mac について] をクリックします)。

Mac のメモリ(RAM)容量の半分を超えない容量を仮想マシンに割り当てることが推奨されます。複数の仮想マシンを同時に実行する場合、すべての仮想マシンのメモリを合計した容量がこの容量を超えないようにします。

: 推奨される RAM 容量を超えた場合、Mac の全体的なパフォーマンスが大幅に低下する可能性があることに留意してください。

Parallels Desktop でサポートされる RAM の最大容量

Parallels Desktop for Mac では、最大 8 GB の RAM を仮想マシンに割り当てることができます。Parallels Desktop for Mac Pro Edition では、最大 128 GB の RAM を割り当てることができます。

追加情報

メモリの制約により、最大メモリを割り当てることができない場合もあります。この制約とは、Mac のプロセッサーでサポートされる最大物理アドレスサイズです。お使いの Mac の最大アドレスサイズを確認するには、次の手順を実行します。

  1. MacCPUID ユーティリティをダウンロードし、インストールします。
  2. MacCPUID ユーティリティを実行します。[Misc] タブ > [アドレスサイズ] > [物理アドレス] に移動します。

  3. この値が 64 以下の場合、プロセッサー技術の制約により、64 GB のメモリすべてを仮想マシンに割り当てることはできません。

仮想マシンを実行すると、デフォルトでは、Mac の RAM から割り当てられたすべてのメモリをロックしようとします。一方で、仮想マシンは macOS 上で実行されるため、不具合なく実行できる十分なメモリ容量が常に macOS に提供されるようにする必要があります。つまり、macOS は常に、Mac に搭載されている RAM の十分な容量にアクセスできなければなりません。

仮想マシンが使用するメモリ容量は、次の 3 つの部分に分割できます。

- 仮想化のオーバーヘッド: 仮想マシンに割り当てられた合計 RAM 容量の約 8~9% のみを使用しますが、常に Mac の物理 RAM に保存されます。

- 仮想マシン内で RAM として機能する“メイン”メモリ: 仮想マシンの [構成] > [ハードウェア] > [CPU およびメモリ] で設定します。

- ビデオメモリ: [ハードウェア][ビデオ(グラフィック)]

仮想マシンは、Mac の“ワイヤード”メモリを使用する傾向にあります。このメモリは、Mac のハードディスクに圧縮したり、スワップしたりすることができません。これは、仮想マシンに最適なパフォーマンスを提供するための動作です。しかしながら、Mac が“ワイヤード”メモリを使用する他のアプリケーションを実行しており、仮想マシンのメモリが推奨される RAM の範囲外に設定されている場合、“ワイヤード”メモリは物理的に利用できるメモリのサイズにすぐに到達し、Mac のパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。

仮想マシンに割り当てられたメモリ容量が“黄”ゾーンや“赤”ゾーンの場合に Mac のパフォーマンスが低下するのを避けるために、Parallels Desktop は仮想マシンのメモリ容量の一部を Mac のハードディスクにスワップできます。RAM と HDD デバイスの読み取り速度と書き込み速度は著しく異なるため、仮想マシンのパフォーマンスがある程度低下する場合があります。

Parallels Desktop が仮想マシンのメモリ容量の一部をディスクにスワップできるために、仮想マシンが利用できる合計メモリ容量が Mac に搭載されている物理 RAM の合計サイズよりも大きくなる場合でも、ディスクにスワップできない仮想マシンのメモリ容量が、仮想マシンに割り当てられた合計メモリ容量の約 30% を下回ることは決してありません。これは、仮想マシンのパフォーマンスと機能の安定性を保証するための動作です。たとえば、4 GB の RAM が搭載された Mac で実行されている仮想マシンに、7.4 GB を超えるメモリ(メインメモリとビデオメモリの両方)を割り当てることができないのはそのためです。

 

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